得意先を対象として、一定期間、主に販売量や陳列技術に関する競争を行い、その中で成績優秀な得意先に賞を出す方法です。
この手法の目的は、1.得意先の荷引き促進、2.売場づくり促進、3.得意先からの前バケ促進を狙うことにあります。
コンテストの主な種類は次の通りです。
- 売上コンテスト -コンテスト期間中の販売量で競争させるものです。売上増進効果が期待できる、最も多く行われるタイプです。
- 陳列コンテスト -対象商品の陳列量と、陳列技術を主な評価基準とします。多くの場合、「大量陳列コンテスト」とされ、商品の大量荷引きを促進させる役割も担っています。
なお、売上コンテストと陳列コンテストは併用される場合があります。
- 参加店募集活動 -多くの得意先が参加できるように、予め荷引き量別に得意先をランク分けし、ランクごとに賞の優劣が決められるような仕組みも大切です。
- 実施 -コンテストは、賞金や景品の魅力により、得意先の販売・陳列努力を引き出すものですが、得意先のコンテスト参加の意欲をさらに高めるために、販売量アップなどの達成目標を明確にし、それにいたる具体的な手順をマニュアル化したり、陳列・店飾が容易で手間のかからないツールを開発、用意する方法があります。
- フォロー -コンテストの実施によって得た参加店の創意工夫の事例は、情報誌などの形で得意先にフィードバックし、コンテストを1回限りのものではない、継続したものにすることが必要です。
関連用語
おすすめ新着記事

首位は「モンスターエナジー」、再購入意向は「モンエナ」ファミリー勢ぞろい
調査結果をみると、「モンスターエナジー」が再購入意向以外の5項目で首位、再購入意向の上位は「モンスターエナジー」の派生ブランドが上位を占めるなど「モンエナ」ファミリーが国内No.1らしい強さをみせた。

消費者調査データ カップめん(2025年4月版)別次元の強さ「カップヌードル」、2位争いは和風麺
調査結果をみると、「カップヌードル」が、ほぼ全員に認知があり、4分の3に購入経験があり、半数弱が3ヶ月以内に購入、と圧倒的な強さをみせるなど、ロングセラーブランドへの上位集中が鮮明な結果となった。背景には、昨今の値上げ続きで強まる消費者の節約志向があると考えられる。「失敗したくない」という意識が安心感のあるブランドに向かっているのだ。

「食と生活」のマンスリー・ニュースレター チョコレートの今後購入意向は80%以上! 意外にも男性20~30代と管理職が市場を牽引
チョコレート商品の値上げが続くなか、成分や機能を訴求したチョコレートが伸びている。今回はどのような人がどんな理由でチョコレートを食べているのか調査した。



