O2Oとは、Online to Offline(オンライン・ツー・オフライン)の略で、主にEコマースの分野で用いられる用語です。物の販売に携わるモバイルアプリなどインターネット上(オンライン)で集客し、実際の店舗(オフライン)へ誘導して商品の購入を促進する仕組みのことを示しています。
上記の定義は「物を売る」という立場からみたもので、「物を買う」立場=消費者側からすると、インターネットで調べて実際の店舗で買うことを示しています。またその逆に実際の店舗で商品を調べて、インターネットで買うということも含むでしょう。Offline to Onlineといってもいいでしょうが、オンラインとオフラインが相互に連携する、または影響を及ぼすことを指しています。
オンラインマーケティング黎明期においても、「Click and Mortar(クリック・アンド・モルタル)」といった言葉があり、購買行動におけるインターネットと店舗が連携するという発想は、新しいものではありません。しかし当時とは大きく環境が変わっています。
O2Oという言葉が注目され始めたのは2010年ごろです。ちょうど、Android端末が登場し、スマートフォンの普及が急速に拡大した頃です。スマートフォンからiPadなどのタブレット端末も登場し、多くの人がいつでもどこでもインターネットに接続できる環境を得ることになりました。そしてGPS(Global Positioning System)機能により、所在地に応じて情報やサービスを得ることができるようになりました。
さらには、ソーシャルメディア(SNS)の利用者拡大もO2Oが注目される背景として見逃せません。TwitterやFacebookによって、生活者は情報を閲覧するだけでなく、自ら発信するようになりました。これにGPS機能と連携したチェックイン機能などにより、実際に評判となった店や場所を訪問したり、お店側がクーポンを配布するなど、新たな接触機会を生み出すことにつながっています。
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