日本最大級のマーケティングサイト J-marketing.net



マーケティング用語集
製品差別化




1.製品差別化とは

 製品差別化とは、商品の品質、機能、デザイン、付帯サービス、販売条件など、価格以外の部分に特徴をもたせることで、他社製品との違いをアピールする戦略をいいます。
 企業は製品差別化を行うことで、価格競争を回避し、非価格競争を行うことになります。製品差別化を行う企業は、他社製品に比べ価格が高くても、よりニーズに合った商品を販売し市場での競争力をもとうとします。製品差別化を行わない場合は、もうひとつの差別化要素である「価格」によって競争せざるをえません。
 一般に、製品差別化が優位に働くのは市場の集中度が低い(顧客の選好が多様化して分散型の市場)場合で、市場の集中度が高い(顧客の選好が同質)場合には価格競争が有利に働きます。


2.製品差別化のメリットと課題

 製品差別化が行われるのは、ひとつは企業が価格競争を回避したい場合です。同じ業界の企業同士が似通った費用構造をもつ場合、商品価格をさらに引き下げることは企業にとって不利益になってしまい、それを回避するために製品差別化という非価格競争戦略がとられます。
 もうひとつは、参入抑制のために製品差別化を行う場合です。既存企業が製品差別化を行っていれば、新規参入企業は生産開始に必要な標準的コストを負担するだけでなく、既存企業の製品差別化による優位性を克服するために、さらなるコストを負担しなければなりません。
 実際には、さまざまな業界で、物的属性レベルにおける製品差別化の余地は小さくなっています。一方、情報による差別化の可能性は拡大しており、差異的な情報を提供することによって、物的製品を差別化し販売することができるかどうかが、今後の製品差別化のポイントと言えるでしょう。



参照コンテンツ


おすすめ新着記事

成長市場を探せ チーズ(2019年版)
成長市場を探せ チーズ(2019年版)

チーズ市場が拡大している。農林水産省によると、消費量は過去10年間で4割増加、直近では3年連続で過去最高を更新している。とりわけ伸びているのがナチュラルチーズだ。骨粗鬆症や認知症の予防などの健康効果の周知も消費を後押ししている。外食ではチーズタッカルビやチーズドッグといた専門店も次々登場、SNS映えするメニューで人気を博している。19年2月からは日欧EPAの発効で輸入チーズの関税が引き下げられる。今後、市場拡大の勢いがさらに増すことが予想される。

成長市場を探せ チョコレート(2019年版)
成長市場を探せ チョコレート(2019年版)

全日本菓子協会によると、チョコレートの市場は7年連続で拡大している。成長を支えているのは大人向け商品だ。従来の「太る」「虫歯」といったマイナスイメージに代わり、健康イメージが浸透。高カカオやビーントゥバーといった商品が人気を集めている。2019年のバレンタイン商戦前には「ルビーチョコレート」といった新たなジャンルも登場し、今後ますますの市場拡大が見込まれる。

消費者調査データ<br>平成の31年間で印象に残ったもの
消費者調査データ
平成の31年間で印象に残ったもの

31年にわたった平成も、残り3ヶ月を切った。平成とは、どんな時代だったのか。平成の31年間に起った出来事49件から、「印象に残ったもの」を上位3位まで選んでもらった。もっとも得票数が多かったのが「東日本大震災」で、4割の人が印象に残った出来事の1位に挙げた。震災から8年が経つ今日でも、そのインパクトの大きさがうかがえる。






マーケティング用語集

【ポップアップ広告】モニター登録
マーケティングモニターのご案内
データでわかる辛口性格診断
会員登録のご案内
消費社会白書2019
「戦略200+」比較分析ツールのご案内
page top

JMR生活総合研究所マーケティングサイトに掲載の記事・写真・図表などの無断転載を禁止します。著作権はJMR生活総合研究所に属します。

Copyright (c) 1997-2019 Japan Consumer Marketing Research Institute. All rights reserved.