ツルハホールディングスの2018年5月期の連結決算は、売上高6,732億円(前期比16.7%増)、営業利益402億円(同14.0%増)の増収増益となった。ドラッグストア業界では、競合他社の出店や価格競争が引き続き激化しているため、個人のニーズに応え、他社と差別化を図るためにカウンセリングを主体とした接客サービスの徹底を継続して行った。具体的な案として、顧客ニーズに対応する高付加価値のカウンセリング販売への注力や高齢化や競争激化に伴う商圏縮小に対応するために、食品売場を中心に既存店の改装を行った。また、プライベートブランドの品質向上も引き続き行った。出店においては、ドミナント戦略に基づく地域集中出店及び既存店のスクラップアンドビルドを推進したことによって、効率的に出店数を増やすことができた。また、「nanaco」や「LINEPay」などの電子マネー決済を取り入れることによって、顧客の利便性が上昇している。今後もドラッグストア業界においては、海外の経済情勢の見通しへの懸念などから消費者の生活防衛意識が高まると考えられるため、消費者個人ベースでのニーズへの対応、他社との差別化が重要となってくる。
参照コンテンツ
- 戦略ケース 大衆薬のネット販売本格化で始まるメーカー・小売の業界再編(2013年)
- 戦略ケース 「イオン・ウエルシア」 × 「マツモトキヨシ」 薬を売るには店員の知識か値段か(2007年)
- 戦略ケース 改正薬事法で変わるドラッグストアの競争軸(2008年)
- 戦略ケース どうなるドラッグストア ドラッグストア第2段階へ、規模拡大化と高付加価値化へ分化(2005年)
競合他社の業績と比較分析する
おすすめ新着記事

「食と生活」のマンスリー・ニュースレター 20代男性の半数が有料フィットネスを利用! 心理的充足が継続・満足の鍵
24時間営業のジムなど様々なタイプの有料フィットネスサービスが登場している。どういった人が利用しているのか、その目的は何か、満足度は、などその実態を調査した。

成長市場を探せ 多様化進み4年連続過去最高の茶飲料(2026年)
4年連続で過去最高を更新した茶飲料。健康志向の高まりで、ノンカフェインの麦茶やルイボスティーなどが伸びる一方、緑茶は抹茶人気による茶葉高騰で危機が忍び寄る。

成長市場を探せ 話題性が需要を加速する炭酸飲料市場(2026年)
炭酸飲料が伸びている。5年連続プラスで、過去最高も4年連続の更新だ。メガトレンドの健康志向に沿う新商品も好調だが、それと逆の「背徳感」を売りにした「ギルティ炭酸 NOPE」も記録的な初動に。話題性が市場全体を底上げしている。


![戦略家のための知的羅針盤[エム・ネクスト]product by 松田 久一](/img/mnext-sub-title.png)