ロレアルの2017年12月期の決算は、売上高260億ユーロ(約3兆4,611億円、前年同期比0.7%増)、営業利益47億ユーロ(約6,219億円、同3.0%増)と増収増益となった。ランコムなど百貨店向け高級化粧品などが販売好調、地域別ではアフリカ・中東を除く全ての地域で売上を伸ばした。化粧品市場が安定的に成長していく中で、ロレアルは幅広いターゲットに向けた年商10億ユーロ(約1,330億円)のブランドを複数(2017年末時点、8ブランド)擁していること、フリーキャッシュフロー、並びに営業利益率の高さが企業の競争優位の源泉となっており、豊富なフリーキャッシュフローを用いてM&Aを積極的に行い、既存ブランドの維持と新たな成長機会の獲得に成功し、安定的な収益をあげている。今後も、世界での上流階級・中流階級の成長を背景に高価値・高価格帯の化粧品市場は大きく伸びるとみられており、ロレアルは商品開発力、ブランディング、デジタル革新などの強みを生かし、業界のリーダーとして市場シェア、売り上げの拡大を目指す。
参照コンテンツ
- 消費者調査データ シャンプー(2018年11月版) 人気のモイストダイアン、ボタニカルは新たな定番に定着できるか
- 消費者調査データ リップグロス -激口紅に代わりリップメークの必須アイテム「リップグロス」(2010年)
- 消費者調査データ ファンデーション 激戦・ファンデーション戦争(2010年)
競合他社の業績と比較分析する
おすすめ新着記事

成長市場を探せ コロナ禍からの回復続く居酒屋業態 けん引車はネオ居酒屋か
コロナ禍で大きな打撃を受けた居酒屋が回復を続けている。けん引しているのは、「ネオ居酒屋」「ネオ大衆酒場」などといわれる業態や、特定のメニューに特化した業態だ。

消費者調査データ チョコレート 首位「明治チョコレート」、追う「ガーナ」、再購入意向上位にはプレミアムチョコレートも
カカオショックのなか、最需要期を迎えたチョコレート市場。調査結果では明治チョコレートが首位で、「失敗しない」安心感のあるロングセラーがそれに続く。再購入意向首位にはリンツで、プチ贅沢需要もうかがえる。

「食と生活」のマンスリー・ニュースレター 主食・米の値上げを8割が実感 価格と品質の間で揺れる食卓
日本人の主食である米は、値上げが続くなか、食頻度の減少が増加を上回る一方、品質を重視する層もみられ、消費者の中で「こだわり」と「節約」が並存していることがわかる。


![戦略家のための知的羅針盤[エム・ネクスト]product by 松田 久一](/img/mnext-sub-title.png)