コーセーの2018年3月期の連結決算は、全セグメント及び全地域において前年を上回り、売上高3,034億円(前年比13.7%増)、営業利益484億円(同23.4%増)と、売上高・営業利益ともに過去最高額を更新した。国内では「コスメデコルテ」など高価格帯化粧品が訪日外国人の人気を集め、一部商品において販売制限を実施するほどの好調な売上を記録した。「ジルスチュアート」「アディクション」などのメイク系ブランドも好調に推移した。海外でも天然由来成分を売りにした米国子会社タルトの好調に加え、中国や韓国で日本製化粧品の需要を取り込み、海外売上高比率は24.9%(前期比4.2%増)と伸長した。2018年度から新たな中期経営計画「VISION2026」がスタートする。企業の成長を支える強い経営基盤をベースとしながら、そのリソースを最大限に活用し独自の価値創造を絶えず行うことで、グローバルかつボーダレスな成長を実現する。
参照コンテンツ
- 戦略ケース アルビオンはいかにして"500億円の壁"を突破したか(2019年)
- 戦略ケース 銀座化粧品競争 銀座化粧品競争を制したのはルイ・ヴィトン・モエ・ヘネシーグループ(2001年)
- 戦略ケース 株式会社コーセー -個店の個性を生かすリニューアル提案(1992年)
競合他社の業績と比較分析する
おすすめ新着記事
![消費者調査データ 炭酸飲料(2024年7月版) 首位「コカ・コーラ」、迫る「三ツ矢サイダー」、高い再購入意向の無糖炭酸水](https://www.jmrlsi.co.jp/inc/mranking411ecs.jpg)
消費者調査データ 炭酸飲料(2024年7月版) 首位「コカ・コーラ」、迫る「三ツ矢サイダー」、高い再購入意向の無糖炭酸水
2023年は3年連続プラスとなった炭酸飲料。調査結果を見ると、今回も「コカ・コーラ」が複数項目で首位を獲得したが、2位の「三ツ矢サイダー」の猛追が光る。再購入意向は、無糖炭酸が上位に食い込んだ。
![消費者調査データ スポーツドリンク・熱中症対策飲料(2024年7月版) 首位「ポカリスエット」、追い上げる「アクエリアス」](https://www.jmrlsi.co.jp/inc/mranking410ecs.jpg)
消費者調査データ スポーツドリンク・熱中症対策飲料(2024年7月版) 首位「ポカリスエット」、追い上げる「アクエリアス」
人流の回復や猛暑などを背景に伸びる熱中症対策飲料・スポーツドリンクの調査結果をみると、ロングセラー「ポカリスエット」が再購入意向を除く5項目で首位を獲得した。5ポイント程度の差で追うのは「アクエリアス」。さらに10ポイント前後のビハインドで「GREEN DA・KA・RA」が続く。
![成長市場を探せ 初の6,000億円超え、猛暑に伸びるアイスクリーム](https://www.jmrlsi.co.jp/inc/seicho070s.jpg)
成長市場を探せ 初の6,000億円超え、猛暑に伸びるアイスクリーム
2023年度、空前の暑さを追い風に、アイスクリーム市場は初の6,000億円超えを達成、4年連続で過去最高を更新した。2023年の夏日日数は140日、実に1年の4割近くの日が「アイスクリームを食べたくなる」気温である25度を超えたことになる。
![J-marketingをもっと活用するために](https://www.jmrlsi.co.jp/img/info/info-0.gif)
![無料で読める豊富なコンテンツ](https://www.jmrlsi.co.jp/img/info/info-1.png)
![プレミアム会員サービス](https://www.jmrlsi.co.jp/img/info/info-2.png)
![戦略ケースの教科書Online](https://www.jmrlsi.co.jp/img/info/info-3.png)