
サンケア関連市場は10年連続で拡大、2019年は前年比109.6%と2桁に迫る伸びとなった(経済産業省「生産動態統計」日焼け止め及び日焼け用化粧品 出荷金額)。
今回は、当社が任意に選んだ日焼け止め32ブランドについて、「知っている(認知率)」、「買って使ったことがある(経験率)」、最近3ヶ月以内における「広告・記事を見たことがある(広告接触)」「店頭などで見たことがある(店頭接触)」、「3ヶ月以内に買って使った(3ヶ月内購入)」、さらに「今後(も)買って使いたい(今後意向)」と「購入経験者における今後の購入意向(再購入意向)」という7項目について、インターネットモニターに対して行った調査結果をランキング形式でお届けする。
今回の調査でも、前回(2019年7月版)と同様、複数の項目で花王の「ビオレUV 日焼け止め(以下ビオレ)」が首位を獲得した。「ビオレ」は、広告接触で資生堂の「アネッサ 日焼け止め(以下アネッサ)」に0.2ポイントのリードを許したものの、それ以外の6項目で首位を獲得した。購入経験では2位の「アネッサ」に7.1ポイント、今後の購入意向でも「アネッサ」に7.0ポイントの差をつけた。
前回(2019年7月版)、再購入意向で1位を獲得したロート製薬の「スキントーンアクア 日焼け止め」は、今回の再購入意向では2位となった。3ヶ月内購入では前回と同じ4位、今後の購入意向では前回からひとつ順位を上げて5位だ。ロングセラーがひしめく上位に着実に食い込んできている。
ここ何年かの日焼け止め市場の成長は、剤の高機能化や、ユーザー層のすそ野の拡大と並び、インバウンドの寄与が大きかった。(成長市場を探せ「日焼け止め」参照)。しかし今年は、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、春先からのインバウンド需要は壊滅的な打撃を受けた。国内の需要も、自粛生活で化粧品の売れ行きは鈍っており、日焼け止めも例外ではない。夏の最需要期を控えてはいるが、ビーチなど夏のレジャーやインバウンド需要は不透明感が続く。例年に比べ格段に厳しい環境下での生き残り競争の行方が注目される。
詳細データのダウンロード
クロス集計表 サンプルイメージ
- ビオレUV 日焼け止め(花王)
- キュレルUV 日焼け止め(花王)
- ニベアサン日焼け止め(花王)
- ニベアメン日焼け止め(花王)
- ソフィーナ日焼け止め(花王)
- アリィー日焼け止め(カネボウ化粧品)
- アネッサ日焼け止め(資生堂)
- ベネフィーク日焼け止め(資生堂)
- シーブリーズ日焼け止め(資生堂)
- UVホワイト日焼け止め(資生堂)
- 専科日焼け止め(資生堂)
- イハダの日焼け止め(資生堂薬品)
- コーセーサンカット日焼け止め(コーセー)
- 雪肌精日焼け止め(コーセー)
- オルビス日焼け止め
- DHC 日焼け止め
- ちふれ日焼け止め
- ファンケル日焼け止め
- メンソレータムサンプレイ日焼け止め(ロート製薬)
- スキンアクアトーンアップ日焼け止め(ロート製薬)
- サンキラー日焼け止め(伊勢半)
- コパトーン日焼け止め(大正製薬)
- エリクシール日焼け止め(資生堂)
- サンメディック日焼け止め(資生堂)
- ピジョン日焼け止め
- 近江兄弟社MKB 日焼け止め(近江兄弟社)
- パラソーラの日焼け止め(ナリス化粧品)
- ラ ロッシュ ポゼの日焼け止め(ラ ロッシュ ポゼ)
- トップバリュの日焼け止め
- 無印良品の日焼け止め
- ユースキンの日焼け止め(ユースキン製薬)
- ドクターシーラボの日焼け止め
調査期間:2020年5月15日(金)~5月20日(水)
調査対象者:当社インターネットモニター 20歳~69歳
全国の男女個人
有効回収サンプル数:1,048サンプル
サンプル構成(%)


参照コンテンツ
- 「食と生活」のマンスリー・ニュースレター 第120号
ウィズ・コロナ時代の新たな食生活 増える女性の調理負担 - 「食と生活」のマンスリー・ニュースレター 第119号
"自粛"で変わる購買行動とライフスタイル - MNEXT 眼のつけどころ 新型コロナ禍で消費はどう変わるか-シンクロ消費と欲望の姿態変容(2020年)
- JMRからの提案 コロナ禍で強まる「外からウチへ」の消費者行動変容と消費の「イエナカ・シフト」(2020年)
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