FOOD & LIFE COMPANIESの2024年9月期連結決算は、売上収益3,611億円(前年比19.7%増)、営業利益234億円(同112.6%増)、当期利益154億円(同83.7%増)の大幅な増収増益となった。売上収益の66%を占める国内スシロー事業は売上高2,382億円(同15.7%増)、営業利益142億円(同191.3%増)となり、全体を牽引した。また、海外スシロー事業も売上高921億円(同39.3%増)、営業利益72億円(同35.9%増)と順調に推移した。しかし、京樽事業は売上高239億円(同1.6%減)、営業損失4億円と苦戦した。国内スシロー事業の大幅な増益は、原価率と販管費の削減によるところが大きい。2023年11月に公表した中期経営計画 FY26(24~26年度)での重点課題である、1.海外事業比率を35%へ(現時点で25.5%)、2.国内・リモデル/店舗ポートフォリオの最適化に対しては、国内全体としては、FY25達成目標に1年早く近づく達成状況にある。3.持続可能な事業運営の基盤構築については、既存の各提携先・JVでの開発に加えて、7月にウニ養殖事業者のウニノミクスと資本業務提携、グリーンエネルギー・太陽光パネル導入、階層別研修の実施など24年度は着実に手を打ってきた成果と言える。 FY25~26の経営数値は事業環境を見据え、下方修正したが、着実な成長に向けて推進している。
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- 戦略ケース ロカボブームでも「超特盛」で復活の吉野家 「牛肉・牛丼」を基軸としたメニュー展開で短期での業績回復に成功(2019年)
- 戦略ケース 風雲急を告げる外食業界-元気寿司、リンガーハット 他(2014年)
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