
冷菓市場が好調を続けている。2024年度の販売金額は6,451億円で、5年連続過去最高を更新、販売数量も過去2番目となった(日本アイスクリーム協会「アイスクリーム類及び氷菓販売金額の推移」)。

2024年度(24年4月~25年3月)の冷菓販売は、夏の猛暑やキャンペーン効果などにより、通年で堅調さを維持した。特に好調だったのは氷菓カテゴリーだ。冷菓全体の成長率が金額で前年度比106.1%、数量ベースで同103.1%だったのに対して、氷菓は金額ベースで同112.9%、数量ベースで同113.1%とともに2桁増だ。一般に、アイスクリームは気温が25度を超えると需要が増加、30度を超えるとアイスクリームよりも氷菓の需要が伸びるといわれている。2024年の東京の真夏日は80日もあり、氷菓の需要を押し上げた。また、続く食品値上げのなか、冷菓も10%程度の値上げがみられたが、数量も拡大した。他カテゴリーのスイーツと比較して値上げ幅が小さく、割安感があったことが原因と考えられる。2025年も猛暑の予報だ。例年の猛暑で、「夏は冷房の効いたおうちでアイス」というイエナカシーンも定着、市場は今後も堅調と予想される。
参照コンテンツ
- 消費者調査データ 冷菓(2025年6月版)冷菓戦国時代到来?! 「エッセル」「ハーゲン」「チョコモナカ」三つ巴の首位争い
- 「食と生活」のマンスリー・ニュースレター 第151号 コンビニ利用者の4割超がスイーツ購入 来店きっかけでついで買いも誘
シリーズ 成長市場を探せ
おすすめ新着記事

「食と生活」のマンスリー・ニュースレター 20代男性の半数が有料フィットネスを利用! 心理的充足が継続・満足の鍵
24時間営業のジムなど様々なタイプの有料フィットネスサービスが登場している。どういった人が利用しているのか、その目的は何か、満足度は、などその実態を調査した。

成長市場を探せ 多様化進み4年連続過去最高の茶飲料(2026年)
4年連続で過去最高を更新した茶飲料。健康志向の高まりで、ノンカフェインの麦茶やルイボスティーなどが伸びる一方、緑茶は抹茶人気による茶葉高騰で危機が忍び寄る。

成長市場を探せ 話題性が需要を加速する炭酸飲料市場(2026年)
炭酸飲料が伸びている。5年連続プラスで、過去最高も4年連続の更新だ。メガトレンドの健康志向に沿う新商品も好調だが、それと逆の「背徳感」を売りにした「ギルティ炭酸 NOPE」も記録的な初動に。話題性が市場全体を底上げしている。


![戦略家のための知的羅針盤[エム・ネクスト]product by 松田 久一](/img/mnext-sub-title.png)