半歩先を読む日本最大級のマーケティングサイト J-marketing.net

公開日:2025年05月30日

消費者調査データ No.426
冷菓(2025年6月版)
冷菓戦国時代到来?! 「エッセル」「ハーゲン」「チョコモナカ」三つ巴の首位争い



グラフの閲覧・詳細データのダウンロードには有料の会員登録が必要です。
登録済みの方はこちらからログインしてご利用ください。

 2023年度(2023年4月~24年3月)の冷菓の市場規模は、前年比109.9%の6,082億円で、4年連続で過去最高を更新した(一般社団法人 日本アイスクリーム協会)。

 今回は、当社が任意に選んだ冷菓24ブランドについて、「知っている(認知)」、「3ヶ月以内に店頭などで見た(店頭接触)」「買って食べたことがある(購入経験)」、「最近3ヶ月以内に買って食べた(3ヶ月内購入)」、さらに「今後(も)食べたい(今後意向)」と「購入経験者における今後の購入意向(再購入意向)」という6項目について、インターネットモニターに対して行った調査結果をランキング形式でお届けする。

 調査結果を見ると、「ハーゲンダッツ(ハーゲンダッツ ジャパン)」、「明治エッセルスーパーカップ(明治)」、「チョコモナカジャンボ(森永製菓)」、「雪見だいふく(ロッテ)」などが項目ごとに小差で首位を争っている。過去の調査結果をみると、2022年版以前は「ハーゲンダッツ」独走が目立ったが、2024年版では「明治エッセルスーパーカップ」と首位を競り合い、今回はついに混戦模様に突入した。

 トップグループのなかで、「明治エッセル」は3ヶ月内購入で首位、店頭接触、購入経験で2位。「ハーゲンダッツ」は店頭接触で単独首位、購入意向で同率首位、3ヶ月内購入で2位、「チョコモナカジャンボ」は購入意向で同率首位だ。いずれの項目でも首位から3位までの差は5ポイント以内にとどまっており、苛烈な首位争いとなっている。4位以下をみても、「雪見だいふく」をはじめ「パルム(森永乳業)」、「ジャイアントコーン(江崎グリコ)」などロングセラーがひしめき、首位を狙っている。

 再購入意向をみると、首位は「セブンプレミアムアイスクリーム(セブン&アイ)」、2位が「チョコモナカジャンボ」、3位が「トップバリュのアイス(イオン)」と、トップ3のうちPBが2ブランドを占めた。「ハーゲンダッツ」は、首位から10ポイント弱の差をつけられて4位となった。

 冷菓市場は金額ベースでは拡大しているが、数量ベースでは前年比99.2%と前年割れだ。同110.8%と2桁増のリッターあたり単価の上昇が、金額ベースの拡大を支えているのだ(同協会)。2024年、メーカー各社はおおよそ10%程度の値上げを実施しており、高額品へのシフトというより、値上げの影響とみるべきだろう。食品全般の値上げが続くなか、これまでは比較的割安感があった冷菓に対しても、消費者の選択は厳しくなっている可能性もある。2025年も猛暑の長期予報が出ており、冷菓の需要期は長いとみられる。長丁場の厳しい競争のゆくえが注目される。



注目ランキング
  • 3ヶ月内購入
    1. 明治エッセルスーパーカップ(明治) 21.4%
    2. ハーゲンダッツ           18.7%
    3. チョコモナカジャンボ(森永製菓)  18.2%
  • 再購入意向
    1. セブンプレミアムアイスクリーム(セブン&アイ) 75.6%
    2. チョコモナカジャンボ(森永製菓)        68.8%
    3. トップバリュのアイス(イオン)         66.7%
    4. ハーゲンダッツ                 65.8%

グラフの閲覧・詳細データのダウンロードには有料の会員登録が必要です。

ログインしてグラフを見るいますぐ会員登録


詳細データのダウンロード

クロス集計表 サンプルイメージ
消費者調査データ クロス集計表 サンプルイメージ

調査概要

提示24ブランド

  • SUNAO(江崎グリコ)
  • 牧場しぼり(江崎グリコ)
  • ジャイアントコーン(江崎グリコ)
  • アイスの実(江崎グリコ)
  • 明治エッセルスーパーカップ(明治)
  • 爽(ロッテ)
  • クーリッシュ(ロッテ)
  • レディボーデン(ロッテ)
  • 雪見だいふく(ロッテ)
  • モナ王(ロッテ)
  • ガーナアイス(ロッテ)
  • ピノ(森永乳業)
  • パルム(森永乳業)
  • MOW(モウ)(森永乳業)
  • アイスボックス(森永製菓)
  • チョコモナカジャンボ(森永製菓)
  • 板チョコアイス(森永製菓)
  • ガリガリ君(赤城乳業)
  • あずきバー(井村屋)
  • ハーゲンダッツ
  • 食べる牧場アイス(ファミリーマート)
  • ウチカフェのアイス(ローソン)
  • セブンプレミアムアイスクリーム(セブン&アイ)
  • トップバリュのアイス(イオン)


調査設計

調査手法:インターネットリサーチ
調査期間:2025年2025年4月3日(木)~4月4日(金)
調査対象者:インターネットモニター 20歳~69歳 全国の男女個人
有効回収サンプル数:1,059サンプル
サンプル構成(%)





おすすめ新着記事



J-marketingをもっと活用するために
無料で読める豊富なコンテンツプレミアム会員サービス戦略ケースの教科書Online


新着記事

2026.03.12

26年1月は「有効求人倍率」、「完全失業率」とも悪化

2026.03.11

業界分析 EV失速から始まる自動車産業の脱成熟戦略 - 世界の食、自然、道を楽しむ移動拡張産業へ

2026.03.10

26年2月の「乗用車販売台数」は8ヶ月連続のマイナス

2026.03.09

企業活動分析 スズキの25年3月期は、販売台数増加や価格改定、為替影響などで増収増益に

2026.03.06

消費者調査データ スナック菓子(2026年3月版) 「カルビーポテトチップス」首位揺るがず、PBは高再購入意向保つ

2026.03.05

MNEXT 現代日本の保守意識の潮流を読む

2026.03.05

26年1月の「新設住宅着工戸数」は3ヶ月連続のマイナスに

2026.03.04

月例消費レポート 2026年2月号 消費回復の動きは一旦小休止 - 収入と支出での両面支援が消費再成長に不可欠

2026.03.03

企業活動分析 トヨタの25年3月期は、全地域で増収、減益ながら高水準の利益を確保

2026.03.02

業界分析 脅かされるトイレタリー市場の勝者と新しい成功条件

2026.02.27

26年1月の「ファミリーレストラン売上高」は47ヶ月連続プラス

週間アクセスランキング

1位 2026.03.02

業界分析 脅かされるトイレタリー市場の勝者と新しい成功条件

2位 2024.06.21

消費者調査データ ビール系飲料(2024年6月版) 首位「スーパードライ」、キリンの新ビール「晴れ風」にも注目

3位 2026.03.05

MNEXT 現代日本の保守意識の潮流を読む

4位 2026.03.11

業界分析 EV失速から始まる自動車産業の脱成熟戦略 - 世界の食、自然、道を楽しむ移動拡張産業へ

5位 2019.04.16

MNEXT 眼のつけどころ 次の時代のマーケティング戦略を考える (1)GAFA、増税、キャッシュレスなどへの対応

ENGLISH ARTICLES

2023.04.17

More than 40% of convenience store customers purchase desserts. Stores trying to entice shoppers to buy desserts while they're shopping.

2023.02.22

40% of men in their 20s are interested in skincare! Men's beauty expanding with awareness approaching that of women

2022.11.14

Frozen Foods' Benefits Are Expanding, and Child-raising Women Are Driving Demand

2022.09.12

The Penetration of Premium Beer, and a Polarization of the Growing Beer Market

2022.06.20

6.9 Trillion Yen Market Created By Women― Will Afternoon Tea save the luxury hotels in the Tokyo Metropolitan Area