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ビジュアルコミュニケーションの極意 |
【Step 3-1】 第8回 「イメージの表現:対比型・交差型」 |
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今回からはStep3「コンセプトを表現する」に入ります。提案書や企画書に必要なコンセプトを表現する図表について、タイプ別に4回にわたってご案内する予定です。Step3の第1回目となる今回では、「対比型・交差型」の図表についてご案内していきます。
対比型と交差型の図表はイメージを表現する図表としてはもっとも基本的でシンプルなものです。
対比型の図表は、複数の図形、または図表を左右または上下に並べて、違いや特性をはっきりさせたものです。対比させる項目は、大項目レベルで2~3点程度に抑えます。対比させる項目がそれ以上になる場合は、マトリックス(表)を使った方が分かりやすいでしょう。
対比させる項目同士は、大きさや位置を揃え、対応関係をはっきりさせます。必要に応じて、矢印や線でつなぐ場合もあります。
配色は、並列の概念を比較する場合は、同系色を使用します。プラス面とマイナス面など対立する概念を表現する場合は、「基本色と強調色」など色相に違いのある色を使用することもあります。
図表8-1は、対比を表すもっとも基本的な図表の構造を図示したものです。ふたつの大項目AとBの下に、それぞれ小項目を3点置いています。大項目同士、小項目同士の図形と形を揃え、何を対比させるのかを明確にします。
図表8-2は、3種類の流通システムについての対比型の図表の例です。大項目にあたるそれぞれの流通システムの名称と、共通する「メーカー」「ユーザー」については、位置や大きさ、色を揃えています。
図表8-3は、対立する概念を示す対比型の図表の例です。図形の配置は左右対称ですが、「悪循環」の部分は赤をベースに、「善循環」の部分は青をベースにして対立を表現しています。
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