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ビジュアルコミュニケーションの極意 |
【Step 1-1】 第2回 「グラフの選択と基本グラフの作成」 |
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前回第1回では、図表の種類や作成にあたっての考え方などをご案内しました。今回第2回と次回第3回では、Step1として「データを表現する図表」の作成についてご案内します。
第2回では、目的別のグラフの選択と基本的なグラフの作成について、次回第3回ではパレート図やレーダーチャート、絵グラフなどについてご案内していきます。
データを表現する図表を作成するために、一番重要なことは、「このデータで何を訴えるのか」です。データは、ほかの何かと比較することによって、その意味や位置づけを理解してもらうことができます。つまり、単年度の自社の売上のグラフだけがあっても、それでは「データを表現した」ことにはなりません。他社と比べてどうなのか、時系列でみて伸びているのか停滞しているのか、などを比較して視覚化することがデータを表現することなのです。
比較のタイプは「構成比」「項目」「時系列」「度数分布」「相関」の五つに大別できます。
たとえば、売上を表現する場合、訴えたいポイントは何なのかをはっきりさせ、それにふさわしい比較の方法を決定します。表現したいのが「売上に占める個別の製品の比率」であれば構成比のグラフを、「事業所別の売上データ」であれば項目比較のグラフを、「売上の年次推移」であれば時系列のグラフを、「営業マンひとりあたりの売上分布」であれば度数分布のグラフ、「拡販費と売上の関係」であれば相関のグラフを選択します。
比較のタイプごとに最も適したグラフの形式を整理したものが下の図表2-1です。もちろんグラフにはこれ以外にも多くの種類がありますが、第2回となる今回は、この五つの基本的な比較とそれに対応する9種類のグラフについてみていきます。
図表2-1 グラフの選択 |
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