東京ガスの2017年度連結決算は売上高1兆7,773億円(前年同期比12%増)、営業利益1,163億円(同99.3%増)、経常利益1,115億円(同100.3%増)と増収増益であった。また、特別利益として固定資産売却益、投資有価証券売却益、特別損失としてLNG販売事業のうち内航船事業出荷設備等の減損損失を計上し、法人税等を計上した結果、当期純利益は749億円(同41.1%増)となった。2017年4月には電力に続いてガスの小売全面自由化が行われ、エネルギーを取り巻く環境が大きく変化した。このような状況下で、他事業者向け都市ガスの供給先減により販売量は減少したものの、原油価格上昇影響に伴う原料費調整による売上単価増があったため、都市ガス売上高が増加したこと等が増収に寄与。電気契約状況も堅調で、100万件を達成した。2018年からは「チャレンジ2020ビジョン」の集大成となる2018-20年度経営計画 「GPS2020」がスタート、引き続き非連続の改革(これまでにない大胆な事業変革・抜本的な組織構造改革)を進めつつ、東京ガスグループならではの"GPS×G"を展開し、 2020年代の発展・飛躍を確実なものとする。
企業活動分析/戦略分析シートのご利用には有料の会員登録が必要です。
本コンテンツでは、企業の戦略や活動を当社独自のフレームに沿って時系列で整理しています。
各企業の決算情報やニュースリリースをチェックする手間をかけることなく、戦略や事業環境を素早く把握できます。競合比較や業界分析などに幅広くご活用ください。
現在、企業活動分析/戦略分析シートのサンプルを無料公開しています。無料会員への登録でダウンロードできますので、ぜひお試しください。
企業活動分析レポートのダウンロード
- バックナンバー
企業活動分析に関する基調論文
参照コンテンツ
競合他社の業績と比較分析する
おすすめ新着記事
成長市場を探せ コロナ禍の落ち込みから再成長する惣菜食市場
コロナ禍で打撃を受けた市場のひとつに惣菜市場がある。特に外出自粛の影響を受けた百貨店の惣菜などが落ち込んだ。しかし、翌21年には早くも持ち直し、22年、23年と2年連続で過去最高を更新した。
消費者調査データ 植物性ミルク(2024年10月版) 「キッコーマン 豆乳」全項目首位で抜群の強さ
調査結果は、全項目で「キッコーマン 豆乳」が首位を獲得、ロングセラーらしい強さをみせた。再購入意向では、アーモンドミルクやオーツミルクなども上位に入り、植物性ミルク市場の広がりを感じさせる結果となった。
成長市場を探せ コロナ特需の反動乗り越え成長するパスタソース(2024年)
コロナ特需から3年連続で縮小するレトルト市場にあって、パスタソースは2年連続の成長となった。「あえる・かける」だけで一品となるレトルトパスタソースの簡便性は、時短ニーズにマッチするものとして成長が期待されている。