ANAホールディングスの2025年3月期連結決算は、売上高は過去最高の2兆2,619億円(前期比10.0%増)、営業利益1,966億円(同5.4%減)と増収減益となった。売上高は国際線が訪日・業務渡航需要が堅調で9,978億円(同12.3%増)、国内線が7,297億円(同8.9%増)と、売上の9割以上を占める航空事業が2兆588億円(同10.1%増)となり、需要回復と単価の維持・向上が貢献した。他事業では、航空関連事業が3,373億円(同12.9%増)、商社事業が1,300億円(同10.2%増)が好調だった。営業利益は、売上高増加効果(業績予想との差約90億円)に加え、補助金による燃料費の減少(約60億円)、コストマネジメントによる削減(約40億円)によって、2月の業績予想よりは166億円上振れしたものの、減益となった。2025年度は、「2023~2025年度ANAグループ中期経営戦略」の最終年度となる。事業戦略の3本柱(エアライン事業の利益最大化、航空非連動の収益ドメイン拡大、ANA経済圏の拡大)を着実に推進し、売上高は過去最高の2兆3,700億円(前年比4.8%増)、営業利益は1,850億円(同5.9%減)と増収減益を予測するが、中期計画立案時の計画数値は達成する見込みである。
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