ビックカメラの2018年8月期の連結決算は売上高8,440億円(前年同期比6.8%増)、営業利益271億円(同23.8%増)、経常利益292億円(同20.0%増)と増収増益となった。新店の貢献に加え、既存店の販売が順調に推移したほか、インター ネット通販が拡大したこと等で増収、PB商品や高付加価値商品の販売拡大等による粗利益率改善等により増益となった。子会社のコジマの収益改善が進んだことも好業績に貢献した。主要企業別の売上高は、ビックカメラ単体が4,875億円(同10.1%増)、コジマは2,463億円(同5.8%増)、ラネット・ソフマップ・日本BS放送などのその他の子会社は1,101億円(同4.5%減)であった。品目別売上高で見ると物品販売事業は、音響映像商品1,386億円(同9.2%増)、家庭電化商品2,611億円(同4.9%増)、情報通信機器商品2,638億円(同7.6%増)、その他の商品1,664億円(同6.6%増)となった。一方、物品販売事業以外のその他の事業については、連結子会社である日本BS放送(株)の売上高増に伴い、141億円(同4.1%増)と増加した。2019年8月期は、イ ンターネット通販及び訪日外国人向けの販売の拡大に加え、新規出店等により、売上高8,900億円(前年同期比5.4%増)、営業利益288億円(同6.4%増)と、売上高・利益のいずれも2期連続 となる過去最高実績を目指す。
企業活動分析/戦略分析シートのご利用には有料の会員登録が必要です。
本コンテンツでは、企業の戦略や活動を当社独自のフレームに沿って時系列で整理しています。
各企業の決算情報やニュースリリースをチェックする手間をかけることなく、戦略や事業環境を素早く把握できます。競合比較や業界分析などに幅広くご活用ください。
現在、企業活動分析/戦略分析シートのサンプルを無料公開しています。無料会員への登録でダウンロードできますので、ぜひお試しください。
企業活動分析レポートのダウンロード
- バックナンバー

企業活動分析に関する基調論文
参照コンテンツ
- 戦略ケース 大幅減収続く家電量販店は「住宅事業」に活路を求める(2013年)
- 戦略ケース ソフマップ秋葉原本館オープン -秋葉原の勢力図は変わるか?(2007年)
- 戦略ケース どこまでいくか、ヤマダ電機 -家電流通市場の寡占化(2005年)
競合他社の業績と比較分析する
おすすめ新着記事

消費者調査データ カップめん(2025年4月版)別次元の強さ「カップヌードル」、2位争いは和風麺
調査結果をみると、「カップヌードル」が、ほぼ全員に認知があり、4分の3に購入経験があり、半数弱が3ヶ月以内に購入、と圧倒的な強さをみせるなど、ロングセラーブランドへの上位集中が鮮明な結果となった。背景には、昨今の値上げ続きで強まる消費者の節約志向があると考えられる。「失敗したくない」という意識が安心感のあるブランドに向かっているのだ。

「食と生活」のマンスリー・ニュースレター チョコレートの今後購入意向は80%以上! 意外にも男性20~30代と管理職が市場を牽引
チョコレート商品の値上げが続くなか、成分や機能を訴求したチョコレートが伸びている。今回はどのような人がどんな理由でチョコレートを食べているのか調査した。

成長市場を探せ キャッシュレス決済のなかでも圧倒的なボリュームを誇るクレジットカード決済は、2024年、3年連続の2桁成長で過去最高を連続更新するとともに、初の100兆円台にのせた。ネットショッピングの浸透も拡大に拍車をかけている。 キャッシュレス市場の雄、クレジットカードは3年連続過去最高更新(2025年)
キャッシュレス決済のなかでも圧倒的なボリュームを誇るクレジットカード決済は、2024年、3年連続の2桁成長で過去最高を連続更新するとともに、初の100兆円台にのせた。ネットショッピングの浸透も拡大に拍車をかけている。



