マツダの2024年3月期の連結決算は、売上高4兆8,227億円(前期比26.2%増)、営業利益2,505億円(同76.4%増)と増収増益となった。2023年度は、船舶不足や荷揚げ港での港湾混雑、及び航路変更による輸送期間の長期化などの物流における制約を受けたものの、北米市場の販売好調や欧州市場の収益貢献など、ラージ商品を梃子に収益力が改善、売上高、営業利益、当期純利益は過去最高を達成した。グローバル販売台数は対前年11.8%増の124万1千台、特に米国及びメキシコは過去最高の販売台数となった。2022年11月には中期経営計画のアップデートと2030年に向けた経営方針を公表、経営を取り巻く環境の不確実性が高まっていることを受け、視点を2030年まで延ばし、世界の潮流を想定した経営方針と主要取り組みを示した。2030経営方針のフェーズ1期間の最終年度である2025年3月期は、トップラインを成長させる年と位置付け、グローバル販売台数は140万台と前期から12.8%の増加、営業利益は2,700億円と最高益の更新を目指す。
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