動画ファイルはデータ容量が大きいので、ダウンロードするのに時間がかかります。そこで生まれたのが、サーバにあるサウンドデータや動画データをネットワーク経由でダウンロードしながら順次再生することを可能にする技術=ストリーミングです。ストリーミングを利用することで、撮影した動画をリアルタイムで配信することもできます。
かつてはサウンドデータをストリーミング配信するリアルネットワークスの「RealAudio」が有名でしたが、その後、同社の「RealVideo」やアップルの「QuickTime」、マイクロソフトの「Windows Mediaテクノロジー(旧NetShow)」などの動画にも対応するストリーミング技術が発表されています。
ストリーミング技術は、ストリーミング対応のデータを作成(エンコード)するエンコーダ、配信を行なう配信サーバ、ユーザー側が受信し再生を行なうプレーヤの3点で構成されています。
エンコードしたデータを一度ファイルに保存してから配信サーバで配信する方法を「オンデマンド配信」、エンコードと配信を並列して行ないリアルタイムの配信を行なう方法を「ライブ配信」と呼び、スポーツやコンサートの生中継で活用されています。
おすすめ新着記事
成長市場を探せ V字回復で2年連続過去最高更新の炭酸飲料(2024年)
炭酸飲料が伸びている。2020年はコロナ禍で前年割れとなったが、翌21年にはコロナ前の水準に迫り、22年、23年と2年連続で過去最高を更新した。
「食と生活」のマンスリー・ニュースレター 「紅麹サプリ問題」認知率は86%! 消費者の健康食品選びに変化
コロナが明けて需要が戻った健康食品市場だったが、2024年3月に「紅麹サプリ問題」が起こった。そこで、健康食品の利用と、「紅麹サプリ問題」を受けて消費者の行動がどう変化したかを調査した。
消費者調査データ 茶飲料(2024年9月版) 抜群の強さ「お~いお茶」、大手3ブランドが熾烈な2位争い
2年連続のプラスとなった茶飲料市場の調査結果をみると、トップブランドの「お~いお茶」が全項目で首位、大手飲料メーカーの緑茶ブランド3点が熾烈な2位争いを繰り広げている。一方、再購入意向のランキングでは、麦茶ブランドが上位に入った。