日本最大級のマーケティングサイト J-marketing.net



マーケティング用語集
デファクトスタンダード




デファクトスタンダードとは

 デファクトスタンダード(de facto standard)とは、市場での競争の結果として、事実上の業界標準となった規格・製品のことを指します。これに対し、ISOやJISなどの国際機関や標準化団体によって定められた公的な標準を、デジュアスタンダード(de jure standard)と呼ぶことがあります。パソコン向けのOS(基本ソフトウェア)であるWindowsや、家庭用ビデオのVHS、インターネットの通信規格であるTCP/IPなどがその代表例です。

 デファクトスタンダードが確立した業界では、その規格に対応した製品や、互換性を持つ製品が、シェアのほとんどを占めることになり、市場の独占が進むおそれもあります。一方、消費者にとっては、デファクトスタンダードを目指す複数の規格が対立することで、製品やサービスの互換性がない製品が市場に多く出回り、不便を感じることもあります。


主導権を巡る戦い

 ある規格がデファクトスタンダードになるためには、その規格が他の企業によって支持されることが必須条件です。例えば、Windowsを普及させたMicrosoftは、当時の世界最大のコンピュータ製造会社であったIBMにOSを採用させることに成功したため、デファクトスタンダードを獲得したという経緯があります。また、規格をオープンにし、関連企業と連携を持つことも、有効な手段のひとつです。家庭用ビデオの例では、VHS方式を発表した日本ビクターは、試作機を他社に貸し出して公開したため、シャープや三菱電機などの企業が機能の改良を行い、その結果デファクトスタンダードを獲得できたのです。
 現在注目されている対立例として、次世代DVDの規格が挙げられます。現存する規格には、東芝やNECが共同提案しているHD DVDと、ソニー、松下電器産業などが推奨しているブルーレイディスクのふたつがあります。
 近年ではひとつの規格に複数の産業が関わることが当たり前になっています。デファクトスタンダードを獲得することは主目的ではなく、関連産業のなかでいかに自社のポジションを獲得していくかが、戦略の鍵となっています。



おすすめ新着記事

マスク生活で熱中症危険度は高止まり?注目集まる「塩」入り飲料
マスク生活で熱中症危険度は高止まり?注目集まる「塩」入り飲料

今年上期の清涼飲料市場は、外出自粛などの影響を受け前年比10%程度のマイナスとなった。6月以降は回復の兆しがみられ、特に8月は東京都心の猛暑日が1875年の統計開始以来最多を記録するなど、マスク着用とあいまって例年以上に熱中症リスクが増加。メーカー各社も熱中症対策の周知に注力している。(2020.09.16)

新製品投入やフルーツティーなどで伸びる紅茶飲料、コロナ禍でも好調
新製品投入やフルーツティーなどで伸びる紅茶飲料、コロナ禍でも好調

2010年をピークに2015年までダウントレンドにあった2紅茶飲料の生産量は、2016年に反転。2019年は119万8,600Kℓで、4年連続の拡大、過去最高を記録した。今年4、5月は新型コロナウイルス感染拡大による外出自粛で、ペットボトル飲料は全体として低迷したが、紅茶飲料の市場は、トレンドのフルーツティーの新製品やリニューアルで活気をみせている。

伸びる地域ブランド農産物 拡がる購入チャネル
伸びる地域ブランド農産物 拡がる購入チャネル

直売所だけでなく、ネットでの取り扱いの増加などで、地域ブランドの農産物を目にする機会が増えてきている。実際に今回の調査でも、全体の半数を超える人が、最近1年以内に地域ブランド農産物を購入したことがあると答えた。今後の購入意向も高く、多少高くても買いたいと考える人も多い。新型コロナウイルスの感染拡大を受け、ネットチャネルでの購入も増加。加えて消費者の食・健康意識の高まりを背景に、今後も成長余地は大きいとみられる。






マーケティング用語集

【ポップアップ広告】モニター登録
コロナ経営危機を乗り越える!中堅ビジネス向け無料オンライン相談
会員登録のご案内
消費社会白書2020
「戦略200+」比較分析ツールのご案内
マーケティングモニターのご案内
データでわかる辛口性格診断
page top

JMR生活総合研究所マーケティングサイトに掲載の記事・写真・図表などの無断転載を禁止します。著作権はJMR生活総合研究所に属します。

Copyright (c) 1997-2020 Japan Consumer Marketing Research Institute. All rights reserved.