半歩先を読む日本最大級のマーケティングサイト J-marketing.net

マーケティング用語集
POS・EOS
「在庫」削減に「情報」活用

 市場の多様化にともなう在庫リスクの増大は、メーカー全般にとって重要な経営課題となっています。流通にとっても、環境の不確実性の増大は、在庫投資へのリスクを吸収する手段として、情報処理能力の重要性が高まることになります。

 流通側の在庫投資が減り、在庫率の水準も一貫して低下してきていますが、在庫投資循環がそのように安定化したのは、流通過程におけるPOSやEOSなどのシステムの普及があげられます。このように、流通活動においては「情報」が「在庫」に置きかわっているということが顕著になっています。


POS

 POS(POINT OF SALES) とは、販売時点情報管理と訳されます。商品についているバーコードを機械で読み取り、販売情報を収集するシステムです。毎日の商品単品ごとの売上が翌日の朝には正確に知ることができるようになり、在庫管理に大きな武器となりました。小売にとっては、売り切れという機会損失を最小限に抑えることや、死に筋商品の確実な発見が可能です。


EOS

 POSを発注システムに活用したのがEOS(ELECTRONIC ORDERING SYSTEM)です。EOSとは、補充発注システムと訳され、受発注をシステム化したものです。膨れ上がった商品点数を適宜、迅速に発注することの負担が増大し、その効率化を目的としたシステムです。

 POSとEOSを連動させることでより効率的なジャスト・イン・タイムを実現することも可能です。売れ筋商品を必要な数量だけ発注し、効率的な商品管理も可能になっています。しかし一方では、これらシステムの導入で、売れ筋至上主義に拍車がかかり、どの店も区別の付かない品揃えで店の特徴が薄れる危険性も指摘されています。システムと独自性のバランスが今後の課題といえそうです。



おすすめ新着記事

花王「アタックZERO」、前回に引き続き全項目で首位
花王「アタックZERO」、前回に引き続き全項目で首位

2020年の国内の衣料用洗剤市場は微減となり、特に粉末洗剤で落ち込みが大きい。今回の調査では、昨年の調査に続き、花王「アタックZERO」が全項目で首位を獲得。前回特徴的だった広告接触と店頭接触の高さに代わって、3ヶ月以内購入と再購入意向の高さが目立った。広告、店頭戦略からトライアル、継続使用に結び付けた好例といえるだろう。

キャッシュレス決済、続く「PayPay」の快進撃
キャッシュレス決済、続く「PayPay」の快進撃

2020年のキャッシュレス決済比率は29.7%で、2015年から一貫して拡大を続けている。今回の調査では、「PayPay」の躍進が目立った。これまで行ったすべての調査で「PayPay」は広告接触で一貫して1位、認知や利用経験などその他の項目も上昇基調となっている。特に利用経験は2年間で約30ポイント、3ヶ月以内利用は約25ポイントも上昇。昨年と比べた利用増加率でも、「PayPay」のみが22.7%と2桁をマークしており、急速なユーザー層の広がりがうかがえる。

都心主要ラグジュアリーホテルのリバイバル戦略と行動直結プロモーション
都心主要ラグジュアリーホテルのリバイバル戦略と行動直結プロモーション

シティホテルの9月の客室稼働率は34.5%(前年同月差-44.8%)と、コロナ前と比べると危機的だ。固定費を圧縮し、助成金などの借り入れで延命するしかない。日本のような支援のないニューヨークでは、ホテルの20%が閉業し、2025年までの回復は難しいと言われている。まさに、業界は「産業衰退死」の段階を迎えている。



J-marketingをもっと活用するために
無料で読める豊富なコンテンツ プレミアム会員サービス 戦略ケースの教科書Online


マーケティング用語集

採用情報
J-marketingのトリセツ
会員登録のご案内
消費社会白書2022
「戦略200+」比較分析ツールのご案内
マーケティングモニターのご案内
データでわかる辛口性格診断
facebook
page top

当サイトに掲載の記事・写真・図表などの無断転載を禁止します。一部の例外を除き、著作権はJMR生活総合研究所に属します。

Copyright (c) 1997-2021 Japan Consumer Marketing Research Institute. All rights reserved.