
ゆるキャラとは、「ゆるいマスコットキャラクター」を略したものです。イベント、各種キャンペーン、地域おこし、名産品の紹介などのような地域全般の情報PRや企業、団体のコーポレートアイデンティティなどに使用するマスコットキャラクターなどを指しています。言葉自体は漫画家、イラストレーター、タレントなど多才な能力を発揮しているみうらじゅん氏が考案したとされ、2004年に商標登録されています。
ゆるキャラが一躍脚光を浴びたのは、2006年に登場した「彦根城築城400年祭」のイメージキャラクター「ひこにゃん」でしょう。2008年には「新語・流行語大賞」の候補にノミネートされ、2010年から『ゆるキャラグランプリ(略称:ゆる-1)』が開催され、2013年(予定)まで毎年開催されています。
2013年夏現在、ゆるキャラで最もパワーがあるのは2011年の「ゆる-1」で1位を獲得した熊本県の「くまモン」でしょう。関連商品の売上高は293億円と推計されています。また2013年はくまモン以外にも、「ふなっしー」(千葉県船橋市)や「ふっかちゃん」(埼玉県深谷市)など、多彩なゆるキャラが各種イベントやCMにも登場することで露出度が増しています。
いまや、ゆるキャラは老若男女に受け入れられ、高い集客力を持つ「タレント」といってもよいかも知れません。
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