ゆるキャラとは、「ゆるいマスコットキャラクター」を略したものです。イベント、各種キャンペーン、地域おこし、名産品の紹介などのような地域全般の情報PRや企業、団体のコーポレートアイデンティティなどに使用するマスコットキャラクターなどを指しています。言葉自体は漫画家、イラストレーター、タレントなど多才な能力を発揮しているみうらじゅん氏が考案したとされ、2004年に商標登録されています。
ゆるキャラが一躍脚光を浴びたのは、2006年に登場した「彦根城築城400年祭」のイメージキャラクター「ひこにゃん」でしょう。2008年には「新語・流行語大賞」の候補にノミネートされ、2010年から『ゆるキャラグランプリ(略称:ゆる-1)』が開催され、2013年(予定)まで毎年開催されています。
2013年夏現在、ゆるキャラで最もパワーがあるのは2011年の「ゆる-1」で1位を獲得した熊本県の「くまモン」でしょう。関連商品の売上高は293億円と推計されています。また2013年はくまモン以外にも、「ふなっしー」(千葉県船橋市)や「ふっかちゃん」(埼玉県深谷市)など、多彩なゆるキャラが各種イベントやCMにも登場することで露出度が増しています。
いまや、ゆるキャラは老若男女に受け入れられ、高い集客力を持つ「タレント」といってもよいかも知れません。
おすすめ新着記事

消費者調査データ 2023年印象に残ったもの コロナは去り、阪神は「アレ」を果たし、大谷選手の活躍は続く
2023年はどんな1年だったのか。「トピックス」「人物」「歌」「商品」「流行語」の切り口から、J-marketing.net的に整理する。

「食と生活」のマンスリー・ニュースレター 成長するコーヒー市場 6つの形態が店頭に共存するワケとは?
コーヒーの国内消費量は、2022年に4年ぶりの増加に転じた。最近では大手コンビニエンスストアがコーヒーのサブスクサービスを実験的に導入する動きがみられる。今回はコンビニを中心にコーヒーがどのように買われているのか調査をおこなった。

消費者調査データ No.397 シャンプー(2023年12月版) 「パンテーン」と「ラックス」、僅差の競り合い
コロナ禍によるインバウンド需要喪失からゆっくり立ち直りつつあるシャンプー市場。調査結果は「パンテーン」が複数項目で首位を獲得したが、2位の「ラックス」との差はごくわずかで競り合いが続いている。国内メーカーでは、独立系の専業メーカーが独自のコンセプトで高いリピート意向を獲得している。



