日本最大級のマーケティングサイト J-marketing.net



マーケティング用語集
バンドリング、アンバンドリング




1.バンドリング、アンバンドリングとは

 バンドリングとは、関連するふたつ以上の商品やサービスを組み合わせ、ひとつのセットとして提供する販売手法です。
 バンドリングの例には、パソコンとソフトウェアのセット販売などがあります。家電量販店で販売されているパソコンには、マイクロソフトのオフィスなど、各種ソフトなどがあらかじめインストールされており、セット価格で販売されていることがあります。これがバンドリングです。また、パソコンとプリンターなどの周辺機器とのセット販売も、バンドリングの一例です。
 これに対し、セット販売せずに、消費者のニーズに合わせて商品内容を組み合わせることができるように、機能をばらばらに分けた販売手法を、アンバンドリングと呼びます。同様にパソコン販売では、デルコンピュータなどが行っている、カスタマイズ販売がアンバンドリングの一例です。ディスプレイと本体など、本来一体化した製品の機能を、ばらばらに分けて販売します。


2.販売手法の選択

 バンドリングを行う際のセット価格は、一般に個々の商品の合計価格よりも安く設定されます。消費者にとってはもちろんセット購入は割安感があり、お得だということができます。セットで割安に提供する、このような商品提供手法をとくに「価格バンドリング」と呼びます。
 一方で、販売業者にとっては、バンドリングを行うことによって、本来ならば売れなかったはずの商品を、販売価格よりは割安であっても、売ることができるという利点があります。ひとつの商品のみにしかなかった需要を、別の商品の需要にまで広げることができるのです。
 ここ数年は、通信技術やコンテンツ産業をはじめとして、さまざまな分野でアンバンドリングの動きがみられます。身近な例では、オンラインでの楽曲販売などがあります。1枚のCDに収められた楽曲を曲単位でダウンロード購入することができます。また食の分野でも、ファーストフードやファミリーレストランでのセットメニューを、自分の好きなようにカスタマイズできるサービスが登場しています。

 今後は、消費スタイルが洗練され、自分好みの商品を選択して購入する傾向がよりいっそう強まると考えられます。バンドリングとアンバンドリングのどちらの販売手法が効果的かは、販売する商品の特性や競合の販売手法など、さまざまな要素の影響を考慮したうえで選択する必要があります。



おすすめ新着記事

成長市場を探せ 納豆(2020年版)
成長市場を探せ 納豆(2020年版)

「健康に良い」「免疫力を高める」などのイメージを持つ納豆が売れている。市場規模は2018年までに7年連続のプラスと成長を続けている。最近では納豆菌の研究が進み、免疫機能を高めるとされる菌株を使った商品も好調だ。新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の国内感染が報じられてからは、予防に効果があるというフェイクニュースが流れたことも記憶に新しい。健康意識の高まりを背景に、今後も持続的な成長が期待できそうだ。

成長市場を探せ 家庭用冷凍食品(2020年版)
成長市場を探せ 家庭用冷凍食品(2020年版)

2018年の冷凍食品(家庭用)の国内生産量は前年比3.7%増と、4年連続で伸長。輸入品を含む国民一人当たりの消費量も直近10年間で24%増加した。背景にあるのは、技術革新による高品質化と、ライフスタイルの変化に伴う食の簡便化・省力化ニーズの高まりだ。

成長市場を探せ 電気洗濯機(2020年版)
成長市場を探せ 電気洗濯機(2020年版)

電気洗濯機の生産金額は2008年頃から前年割れが続き、2013年には最大時の半分程度まで縮小。しかし2014年からは5年連続で上向いている。下支えするのが高付加価値化だ。自動で洗濯方法を最適化する「AIお洗濯」や、洗剤や柔軟剤の「自動投入」、スマホ連携など、時短・省手間ニーズを取り込んでいる。今後もこうした高付加価値化が進むことで、市場の拡大が見込まれる。






マーケティング用語集

【ポップアップ広告】モニター登録
会員登録のご案内
消費社会白書2020
研修テキストに使える!コンテンツパッケージ販売のご案内
「戦略200+」比較分析ツールのご案内
マーケティングモニターのご案内
データでわかる辛口性格診断
page top

JMR生活総合研究所マーケティングサイトに掲載の記事・写真・図表などの無断転載を禁止します。著作権はJMR生活総合研究所に属します。

Copyright (c) 1997-2020 Japan Consumer Marketing Research Institute. All rights reserved.