オープンハウスは、企業の生産設備や工程、生産にかかわる人や開発チームなどを、得意先やユーザーに知ってもらうことで、企業理念を顧客(取引先業者・エンドユーザー)に浸透させる役割を担っています。項目的には、
- 企業理念の理解
- 商品理解の促進
- メーカーと顧客のコミュニケーション
- 流通業者の話題性を高める
などを目的としています。
得意先やユーザーとのコミュニケーションは様々な場面で繰り返されていますが、販売を目的とした情報が中心で、企業理念や技術情報などの情報は、なかなか理解、浸透されないのが普通です。
オープンハウスという手法を用いることによって、体験的に企業自体の理解を促進することが出来ます。まさに、家を見てもらい、家族を紹介することによって、得意先やユーザーとフレンドリーなお付き合いを可能にするのです。
成功の要因は、いかに効果的に情報を伝達するかがポイントです。
- オープンハウスを目的とした施設設計をしておくこと
- 企業理解を前提として、専任のプレゼンテーション社員を配置すること
- マーケティング全般について説明できる社員が同席し、質疑応答に応えられること
- 商品サンプルや、企業の歴史などのビジュアルなプレゼンテーションを行うこと
- 継続的に、地域住民とのコミュニケーションの場をしておくこと
近年では、海外に生産拠点をもつことが増えています。キャンペーンの一環として、生産拠点のある海外旅行を企画し、当選者に海外工場をみていただくというケースが増加しています。
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