ショールームの狙いは、営業活動との連動を狙った
- 重要なエリアの営業強化
- これまでの顧客とは違う新しい顧客獲得
- 既存顧客に対するさらに質の高いサービス提供
- 販売店・販売関与者支援(リテールサポート・ユーザーサポート)
などがあります。
さらに、企業全体のイメージアップのための
- 企業理念などを具体的に表現する場
- 企業が社会から「良い会社」である評価を得るための拠点
といった狙いがあります。最近では、アミューズメントコーナーや顧客が自由に使えるコーナーなどを設置して「楽しめる場つくり」にも注力されています。
ショールームは、「体感・実感・実験・納得・シミュレーション」という5つのレベルの機能があります。全ての商品市場で普及限界になった今、顧客の使用経験や知識のストックは増えています。
顧客の要求する情報のレベルは高度になっており、それに応えるためには5つのレベルでの対応が不可欠になっています。コーディネート提案、体験コーナー、設計・見積サービスなどの装置化がそれです。さらに、情報を提供するだけでなく、「情報を収集」するという視点での活動も重要です。
ショールームの狙いは営業活動の支援です。広報的な施設ではなく、売りに直結する新しい営業装置として、その利用促進、集客手段、販促目標の設定などを考えなくてはなりません。あくまでショールームが営業の前線であるという認識から、流通やユーザーへの情報発信、顧客サービス、場合によってはショールーム員が流通やユーザーに訪問をするなどということも新たなミッションになります。
営業部隊と連動した活動プロセスの一翼にショールームがあることを認識してください。
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