ヤマトホールディングスの2018年3月期連結決算は、営業収益1兆5,388億円(前年同期比4.9%増)、営業利益357億円(同2.3%増)と増収増益となった。営業収益の約8割を占めるデリバリー事業においては、「社員の労働環境の改善と整備」「宅急便の総量コントロール」「宅急便ネットワーク全体の最適化」「ラストワンマイルネットワークの強化による効率向上」「宅急便の基本運賃と各サービス規格の改定」を内容とする「デリバリー事業の構造改革」を推進した。これに対し、ノンデリバリー事業では、グループ各社の強みを活かした既存サービスの拡充に取り組むとともに、グループ横断的なソリューション営業を推進し、堅調に推移している。 EC事業の拡大や労働需給の逼迫など急速な事業環境の変化を受け、2017年9月に2025年をターゲットとする長期ビジョンを新たに策定、創業100周年となる2019年度を最終年度とした3ヶ年の中期経営計画「KAIKAKU 2019 for NEXT100」に踏み出した。「働き方改革」を経営の中心に据え、「デリバリー事業の構造改革」「非連続成長を実現するための収益・事業構造改革」「持続的に成長していくためのグループ経営構造改革」の三つの改革によって経営基盤の強化を図る。2018年度は、複合型ラストワンマイルネットワークの構築に注力することでドライバーの労働環境の改善を図り、宅急便のプライシングを適正な水準に引き戻すことで安定した利益を生み出せる事業構造の実現を目指す。
参照コンテンツ
- 戦略ケース 拡大する食品販売のネット化 (2012年)
- 戦略ケース ヤマトはネット企業に脱皮できるのか-ネット経済下で模索するヤマト(2000年)
- 戦略ケース ヤマト運輸株式会社 -ネット経済下のインフラ企業を目指す(1999年)
- 戦略ケース ヤマト運輸 クロネコの"ダントツ"計画(1989年)
競合他社の業績と比較分析する
おすすめ新着記事

成長市場を探せ 自己表現ツールとしてのフレグランス 浸透をAIも後押し?!
フレグランス市場の成長が止まらない。拡大のきっかけは、コロナ下での癒し需要だったが、今や自己表現としての側面が強いとみられている。特に若年層は、「推しのイメージや推しの好みの香り」や「自分だけの香り」を求め、様々な商品を試しているという。

消費者調査データ 「ビオレUV」独走、全項目で首位。「アネッサ」「ニベアUV」に差をつける
日焼け止めブランドの調査結果を見ると、「ビオレUV」が三ヶ月内購入や購入意向などで2位以下の倍以上のスコアでトップを独走。「ニベアUV」や「キュレルUV」などその他の花王のブランドも上位に食い込んだ。

「食と生活」のマンスリー・ニュースレター 冷凍野菜は「手抜き」じゃない 食意識の高い人ほど選ぶ、新しい食卓の定番
拡大を続ける冷凍食品市場。冷凍野菜はどのような層が牽引しているのかを探ってみると、既婚子育て層や管理職で購入率が特に高く、全体を大きく上回ってた。購入頻度の増加率をみると、階層意識が中の上以上で突出して高く、経済的に余裕のある層が積極的に取り入れている様子がうかがえる。


![戦略家のための知的羅針盤[エム・ネクスト]product by 松田 久一](/img/mnext-sub-title.png)