カゴメの2017年12月期の連結決算は、売上高2,142億円(前年同期比5.8%増)、営業利益120億円(同10.1%増)と増収増益となった。売上高については、国内事業において主力の飲料事業の販売が好調に推移したことなどで増収となった。利益面では、主に国内事業における売上増加に加え、販促費の効率的な活用など、収益構造の改革に取り組んだことなどで増益を確保した。セグメント別にみると、国内事業は、新しい提供価値の開拓を図ることで野菜飲料全体の需要を喚起し増収増益。食品はトマトケチャップが需要喚起活動により堅調に販売が推移、通販品が主力飲料である「つぶより野菜」やサプリメント類が好調に推移した結果、増収増益となった。農事業については、主力の生鮮トマトが、高付加価値商品の販売注力により出荷量は増加したものの、年間を通じた市況悪化により売上高は減少し営業損失となった。新たな柱として育成しているベビーリーフの新商品を販売開始したが、当事業は減収減益となった。海外事業については、KAGOME INC.(米国)が取引時期 を変更したことによる一時的なグループ内売上の減少があり減収、またKagome Australia Pty Ltd. (豪州)が、天候不良の影響を受け主要原材料である生トマトの収穫量が 大幅に減少、当事業は減収減益となった。 中期経営計画の最終年度となる2018年度は、課題が残った国内農事業、国際事業を立て直して利益体質への転換をより一層進め、2025年のカゴメ像「食を通じて社会問題の解決に取り組み、持続的に成長できる強い企業」に向けて、「トマトの会社に加え、野菜の会社」となるべく事業領域を拡大、持続的成長に向けた収益獲得基盤の強化を目指す。
参照コンテンツ
- 戦略ケース カゴメとシャープ 異業種での共同販促(2008年)
- 戦略ケース カゴメ本格参戦 再び活気づく乳酸菌飲料の攻防(2006年)
- 戦略ケース 価格競争からの脱却を果たしたカゴメ(2004年)
- 戦略ケース "農業食品企業"カゴメは「野菜工場」で生トマトを作る(1999年)
- 戦略ケース 価値訴求営業への挑戦(1995年)
- 戦略ケース 情報開発による価値訴求営業(1995年)
- 戦略ケース 「適正在庫の維持・管理」の徹底へ(1993年)
- 戦略ケース 飲料事業の製品開発~野菜系飲料(1991年)
競合他社の業績と比較分析する
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