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(2013.12)
ネクスト戦略ワークショップ「消費社会白書2014」発行記念先行発表会
「消費社会白書2014 離陸する消費」よりNext Market 第2回
ディレクター 大場美子

本コンテンツは、2013年11月14日に行われた当社イベント、ネクスト戦略ワークショップ「2014年の消費とマーケティングを読む-消費社会白書2014発刊記念先行発表会」のプログラム「Next Market」の講演録と、同日使用したプレゼンテーションをもとに構成したものです。講演内容は、「消費社会白書2014」に基づいています。今の消費とマーケットを捉えるための詳しい内容と分析結果については「消費社会白書2014」を是非ご覧下さい。

構成
 入れ替わる空気
 なぜ、空気が転換したのか
 消費は持続的に回復している
 消費回復の要因
 価格志向から新しい贅沢へ
 消費を牽引するミドル層
 新しい贅沢
 リアルとネットのユーザーネットワーク
 情報をひろげるネットワークタイプ
 企業のネットメディアとの接触量
 変化を続ける買い物行動
 百貨店好調の理由
 衝動買い
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なぜ、空気が転換したのか
 では、なぜ空気が転換したのでしょうか。ひとつには、株高による金融資産残高が上昇したことがあります。これで富裕層のマインドが改善し、年初から春先にかけて高額品が売れました。同時に円安によって輸出企業の業績改善もありました。
 内閣府の景気ウォッチャー調査によると、景気の先行き判断が、12年12月から急速にふくらんだことがわかります。景気ウォッチャー調査は、小売業、飲食業、サービス業、住宅関連、製造業、雇用関係など多方面のウォッチャー全国約2,000サンプルの景気判断を集計した総合的な指標です。
 富裕層に止まらず改善してきたのは、昨年11月16日の衆議院解散、12月16日の衆院選、12月26日の安倍内閣発足という一連の流れの中で、円安や株高など予想を越えた結果が出始めて、その結果、これから景気がよくなるという期待感が一般層まで広くふくらんだのではないか、とみております。

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