「流通」のマンスリー・ニュースレター Vol.2
特集.加速する大手コンビニの出店ペース


JMR生活総合研究所では、めまぐるしく変化する「流通」の今を切り取り、
「ニュースレター」として整理したPDFファイルのご提供を行っています。
これは、以下の情報より構成されています。
- 主要流通企業のリリースなどから見えてくる「流通」のトレンドを整理したヘッドラインクリップ
- 官庁や業界団体などが発表する統計データの時系列分析
「流通」のマンスリー・ニュースレター Vol.2は、
- 特集I.加速する大手コンビニの出店ペース
- 特集II.低収益性からの脱却図る食品卸3強
- 小売流通業の基礎指標[1]「小売回復ムードは小休止」
- 小売流通業の基礎指標[2]「高額商品と都市部が牽引する百貨店売上」
- 小売流通業の基礎指標[3]「2ヶ月連続マイナスのチェーンストア」
- 2013年5月の流通トピックス
特集.加速する大手コンビニの出店ペース(本文抜粋)
レポートイメージ


大手コンビニチェーン5社(セブン-イレブン、ローソン、ファミリーマート、サークルKサンクス、ミニストップ)が発表している2013年度の出店計画は過去最高となる4,555店舗。実に2012年度比で2割増という大量出店である。うち大手3社(セブン-イレブン、ローソン、ファミリーマート)は3,870店舗で85%を占めている。しかしその3社の出店計画をみると、戦略の違いがみてとれる。
業界トップのセブン-イレブンは、15,000店舗超の国内最大の店舗網を誇っているが、ドミナント戦略によって、まだ未進出の空白県地帯が存在しており、2013年3月に進出した四国や秋田県などが典型例で、こうしたエリアへの出店に重点化している。またこの大量出店は、全国169カ所の専用工場や物流網、商品力が可能としている。2013年度は着実に前年比13%増の1,500店舗を計画している。
業界トップのセブン-イレブンは、15,000店舗超の国内最大の店舗網を誇っているが、ドミナント戦略によって、まだ未進出の空白県地帯が存在しており、2013年3月に進出した四国や秋田県などが典型例で、こうしたエリアへの出店に重点化している。またこの大量出店は、全国169カ所の専用工場や物流網、商品力が可能としている。2013年度は着実に前年比13%増の1,500店舗を計画している。