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(2012.03)
消費者調査データ No.139 クレジットカード(2012年3月版)
老舗JCBに迫る楽天カード
 詳細データ(単純集計表・クロス集計表)(ZIP形式・会員サービス)
 2011年のクレジットカード利用額は約46.8兆円で、前年比5.8%の増加となりました(社団法人日本クレジット協会)。クレジットカードの保有率は約90%、一人あたりの保有枚数は約3.9枚と複数のカード所有が進んでいます(JCB調べ)。
 今回は、当社が任意に選んだ31ブランドのクレジットカードについて「知っている(認知率)」、「利用したことがある(利用経験率)」、「最近1年間で最も利用した(最頻利用)」、利用者の満足度合を示す「利用経験者の今後の利用意向(再利用意向)」などの項目でインターネットモニターに対して行った調査結果をランキング形式でお届けします。

 今回のランキングでは、日本唯一の国際ブランドであり、国内トップの「JCBカード」を、楽天グループの「楽天カード」が激しく追うという結果となった。
 「JCBカード」は、認知率で2位の「アメリカン・エキスプレスカード」に16.4ポイントの大差をつけたほか、利用経験、1ヶ月内利用、1年内最頻利用、今後の利用意向などの項目で首位を獲得するなど、8項目中7項目で2位以上となるなど全方位の強さをみせた。
 一方、「楽天カード」は、認知率では66.9%の8位にとどまったものの、利用経験、1ヶ月内利用、1年内最頻利用、今後の利用意向で2位、認知者ベースの利用経験、利用者ベースの1ヶ月内利用では首位となっており、手堅い利用者を獲得しているといえよう。
 「JCBカード」「楽天カード」以外では「セゾンカード」「イオンカード」などの流通系カードが上位にランクインしている。

 長引く不況や節約志向を背景に、ユーザーはポイントや保証などのメリットを比較し、利用するカードを厳選する傾向が強まっている。近年、クレジットカードの利用場面として増加しているのはネットショッピングであるが、今回高いランクを得た「楽天カード」は、系列の楽天市場での買い物の場合、他社カードと比較して有利なポイント利率を設定することでユーザーの利用を促しており、ネットユーザー対象の今回の調査でも頻度高く利用されていることがうかがえる。
 拡大するネットショッピングで選ばれるのは、ネット生まれの「楽天カード」か、長い歴史と信頼を積み重ねてきた「JCBカード」か。デッドヒートはこれからが本番となりそうだ。

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【提示31ブランド】
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  • DCカード
  • アメリカン・エキスプレスカード
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  • 伊勢丹アイカード
  • VIEWカード(ビューカード)
  • J-WESTカード
  • ANAカード
  • JALカード
  • 楽天カード
  • NTTグループカード
  • DCMX
  • Softbankカード
  • auじぶんCard
  • 出光カード
  • エネオスカード
  • シェルスターレックスカード

【調査設計】
調査手法:インターネットリサーチ
調査期間:2012年2月21日~23日
調査対象者:当社インターネットモニター 20歳~69歳
        全国の男女個人
有効回収サンプル数:1,052サンプル
サンプル構成(%)




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