半歩先を読む日本最大級のマーケティングサイト J-marketing.net

(2014.07)
消費者調査 No.196 エナジードリンク(2014年7月版)
レッドブルを追うモンスターエナジー。
国内メーカーはどこまで迫れるか
 詳細データ(単純集計表・クロス集計表)(ZIP形式・会員サービス)

 国内のエナジードリンク市場はここ数年で急速に拡大している。7月から「リゲイン エナジードリンク」で参入するサントリー食品インターナショナルによると、2013年は318億円規模と2009年比で約10倍に急成長したと推測されている。2014年も国内メーカーの参入などにより400億円にまで拡大すると見込まれている。

 今回は、当社が任意に選んだ22ブランドについて、「知っている(認知率)」、「買ったことがある(購入経験率)」、最近3ヶ月以内における「広告・記事(をみたことがある)」「店頭(で見たことがある)」での接触、過去と3ヶ月以内における「買って飲んだことがある」(購入経験)、さらには「今後(も)買いたいと思う」(今後購入意向)、さらに「認知者における今後の購入意向」という7項目についてインターネットモニターに対して行った調査結果をランキング形式でお届けします。

 まず今回測定した7項目中、「認知者の今後の購入意向」以外の6項目で「レッドブル・エナジードリンク」(Red Bull GmbH/オーストリア・2005年より国内発売)がトップであった。また同じく6項目における2位は「モンスターエナジー(Monster Beverage/アメリカ・2012年よりアサヒ飲料から発売)」で、海外の2ブランドが上位を占めた。この2ブランドは市場の8割以上を占めているとされ、その強さを裏付ける結果となった。

 この2強に続くのが、2012年に発売された「バーンエナジードリンク」(日本コカ・コーラ)で、5項目で3位に食い込んでいる。日本コカ・コーラは後発ながらも、清涼飲料市場において圧倒的な自動販売機の接点を持つとともに、量販店チャネルへの配荷力の高さもあり、認知から飲用経験まで2強を追うポジションに位置している。

 「認知」では、「レッドブル・エナジードリンク」が45%、「モンスターエナジー」が31%で「バーンエナジードリンク」は17%と、それぞれ10ポイント以上の差がある。

 「広告・記事接触」では、「レッドブル・エナジードリンク」が13%、「モンスターエナジー」7%、「バーンエナジードリンク」は3%で、それぞれ約2倍もの差がある。

 「店頭接触」では、「レッドブル・エナジードリンク」が20%、「モンスターエナジー」14%、「バーンエナジードリンク」は8%で、それぞれ5ポイント以上の差がある。

 「飲用経験」では、「レッドブル・エナジードリンク」が14%、「モンスターエナジー」8%、「バーンエナジードリンク」は4%で、「3ヶ月以内の飲用経験」は、「レッドブル・エナジードリンク」が7%、「モンスターエナジー」5%、「バーンエナジードリンク」は2%となっている。

 「継続購入意向」では、「レッドブル・エナジードリンク」が9%、「モンスターエナジー」が7%で「バーンエナジードリンク」は3%となっており、現在のところ1~3位の力関係が鮮明になっていることが確認できる。

 最後に「認知者の今後の購入意向」をみると、トップが「モンスターアブソリュートリーゼロ」で、2位が「レッドブル・シュガーフリー」となり、3、4位に「モンスターエナジー」「レッドブル・エナジードリンク」が続いている。上位2商品もトップ2ブランドの商品であることから、現状は海外2ブランドの強さが浮き彫りとなったといえる。

 日本国内には、「リポビタンD」や「アリナミンV」など医薬部外品となる市場規模2,000億円の「栄養ドリンク」がある。冒頭の「リゲイン エナジードリンク」はサントリーと第一三共ヘルスケアの共同開発であり、今後はボーダレスな市場における競争になっていくことが予想される。これまでは商品カテゴリーの目新しさで成長してきたが、今後は顧客のセグメンテーションから客層別の飲用シーンや用途の広がり提案などが市場シェア拡大の鍵を握ると推測される。2強市場がどのように変化していくのか注目される。

 本コンテンツのグラフは無料会員サービス、詳細データは有料会員サービスでのご提供となっております。
 以降の閲覧には会員サービスへのご登録が必要です。

会員サービスのご案内についてはこちらをご覧ください。
会員の方は、下記をクリックしてグラフ・詳細データをご利用ください。






【提示22ブランド】
  • モンスターエナジー
  • モンスターカオス
  • モンスターアブソリュートリーゼロ
  • バーンエナジードリンク
  • バーンエナジーブースト
  • バーンリフレッシュエナジー
  • レッドブル・エナジードリンク
  • レッドブル・シュガーフリー
  • ロックスター・エナジードリンク
  • RAIZIN(ライジン)
  • マッドクロックエナジードリンク
  • サムライドエナジードリンク
  • Joma(ジョマ)
  • スウィートエナジー
  • hacco(ハッコ)
  • ビューティーファイター
  • XSエナジードリンク
  • スーパーフルーツラボ
  • 42.195kmFortytwoSILVER
  • シャークエナジードリンク
  • ビーストアイ・エナジードリンク
  • コーワパワードコーヒー

【調査設計】
調査手法:インターネットリサーチ
調査期間:調査期間:2014年5月21日~5月26日
調査対象者:当社インターネットモニター 20歳~69歳
        全国の男女個人
有効回収サンプル数:1,045サンプル
サンプル構成(%)




お知らせ

2024.03.25

当社合田執筆の「猛スピードのクルマはいらない」 これからの高齢化社会に必要な“まちづくり”とは何か? そのヒントは欧米になかった!」がメルクマールに掲載されました。

2024.04.22

JMR生活総合研究所 ゴールデンウイーク期間中の営業のお知らせ

新着記事

2024.04.22

企業活動分析 カルビーの23年3月期は需要堅調もコスト高吸収できず減益に

2024.04.22

企業活動分析 亀田製菓の23年3月期は国内外好調で増収もコスト増で減益着地

2024.04.22

企業活動分析 大正製薬の23年3月期はOTCなど好調で増収増益

2024.04.19

企業活動分析 森永製菓の23年3月期は、「inゼリー」等好調で2年連続最高益更新

2024.04.18

24年2月の「商業動態統計調査」は36ヶ月連続のプラスに

2024.04.17

24年3月の「景気の現状判断」は14ヶ月ぶりに50ポイント割れに

2024.04.17

24年3月の「景気の先行き判断」は5ヶ月連続で50ポイント超えに

2024.04.16

24年2月の「家計収入」は17ヶ月連続のマイナス

2024.04.16

24年2月の「消費支出」は12ヶ月連続のマイナス

2024.04.15

企業活動分析 明治HD 23年3月期決算は原材料やエネルギーコスト上昇を背景に増収減益

2024.04.15

マーケティング用語集 ディマンドプルインフレ・コストプッシュインフレ

週間アクセスランキング

1位 2024.04.05

消費者調査データ ノンアルコール飲料(2024年4月版) 首位は「ドライゼロ」、追う「オールフリー」「のんある気分」

2位 2024.04.03

24年3月の「乗用車販売台数」は3ヶ月連続の2桁マイナス

3位 2022.05.10

消費者調査データ エナジードリンク(2022年5月版) 「レッドブル」「モンスター」認知率拡大、上位の牙城揺るがず

4位 2013.03.22

MNEXT ビックカメラによるコジマの買収はメーカーを巻き込んだ衰退業界再編の始まり

5位 2016.03.16

【マーケティングFAQ】どうすればブランド力を強化できるか

パブリシティ

2023.10.23

週刊トラベルジャーナル2023年10月23日号に、当社代表取締役社長 松田の執筆記事「ラーケーションへの視点 旅の価値問い直す大事な切り口」が掲載されました。

2023.08.07

日経MJ「CM裏表」に、当社代表取締役社長 松田の執筆記事が掲載されました。サントリー ザ・プレミアム・モルツ「すず登場」篇をとりあげています。

ENGLISH ARTICLES

2023.04.17

More than 40% of convenience store customers purchase desserts. Stores trying to entice shoppers to buy desserts while they're shopping.

2023.02.22

40% of men in their 20s are interested in skincare! Men's beauty expanding with awareness approaching that of women

2022.11.14

Frozen Foods' Benefits Are Expanding, and Child-raising Women Are Driving Demand

2022.09.12

The Penetration of Premium Beer, and a Polarization of the Growing Beer Market

2022.06.20

6.9 Trillion Yen Market Created By Women― Will Afternoon Tea save the luxury hotels in the Tokyo Metropolitan Area