半歩先を読む日本最大級のマーケティングサイト J-marketing.net

(2011.08)
消費者調査データ No.122 コーヒー飲料(2011年8月版)
ジョージア、BOSSに続くブランドは?
 詳細データ(単純集計表・クロス集計表)(ZIP形式・会員サービス)
 コーヒー飲料は、清涼飲料全体の4分の1を占める大きな市場です。ペットボトルが主流の他の清涼飲料と違い、缶入りの商品が約7割を占めていますが、近年はカップ容器入りのチルドコーヒーなどが登場し、それに伴って多様なブランドが登場しています。
 今回のランキングは、当社が任意に選んだコーヒー飲料15ブランドについて、「知っている(認知率)」「広告をみたことがある(広告接触)」「店頭でみたことがある(店頭接触)」「買ったことがある(購入経験率)」などの項目についてインターネットモニターに対して行った調査結果をランキング形式でお届けします。

 今回のランキングでは、「BOSS(サントリーフーズ)」が8項目中7項目で首位を獲得、それを「ジョージア(日本コカ・コーラ)」が小差で追うという形となった。
 「BOSS」は、認知率、広告接触、店頭接触、1ヶ月以内の購入、今後の購入意向、1ヶ月以内購入者ベースの今後の購入意向などで首位となったが、広告接触以外の6項目では、2位の「ジョージア」との差が5ポイント以内という激戦となり、缶コーヒー市場のトップと2番手の激しい競争をうかがわせる結果となった。
 3位グループには「キリンファイア(キリンビバレッジ)」「ワンダ(アサヒ飲料)」が入っているが、トップグループとの差をみると、購入経験で17.8ポイント、今後の購入意向で14.3ポイントと大きく水をあけられている。
 上位2ブランドが安定的な強さをほこるコーヒー飲料の市場だが、1ヶ月以内購入者ベースの今後の購入意向をみると、15ブランド中、13ブランドが80%を超えており、ブランド固定のファンが多い市場であることがわかる。

 2010年のコーヒー飲料の市場は、不況の影響による職域での自動販売機の不振や節約志向などにより、前年比で98%とマイナス成長であった。2011年も、東日本大震災による生産設備や流通への影響が加わり、大幅な成長は望めないとみられている。厳しい環境のなかで高いロイヤリティをもつ上位ブランドの切り崩しは容易ではない。「ジョージア」「BOSS」の2トップ体制は当面続きそうだ。

 本コンテンツのグラフは無料会員サービス、詳細データは有料会員サービスでのご提供となっております。
 以降の閲覧には会員サービスへのご登録が必要です。

会員サービスのご案内についてはこちらをご覧ください。
会員の方は、下記をクリックしてグラフ・詳細データをご利用ください。








【提示15ブランド】
  • BOSS(ボス)(サントリー)
  • ジョージア(日本コカ・コーラ)
  • キリン ファイア(キリンビバレッジ)
  • タリーズコーヒー バリスタズチョイス(伊藤園)
  • ワンダ(アサヒ飲料)
  • ルーツ(JTビバレッジ)
  • ポッカコーヒー(ポッカコーポレーション)
  • アロマックス(ポッカコーポレーション)
  • 生粋(サッポロ飲料)
  • がぶ飲み ミルクコーヒー(サッポロ飲料)
  • UCC ミルクコーヒー(UCC )
  • UCC BLACK 無糖(UCC )
  • ダイドーブレンドコーヒー(ダイドードリンコ)
  • ブレンディ ボトルコーヒー(味の素ゼネラルフーヅ)
  • ネスカフェ エクセラ(ネスレ日本)

【調査設計】
調査手法:インターネットリサーチ
調査期間:2011年7月28日~8月1日
調査対象者:当社インターネットモニター 20歳~69歳
        全国の男女個人
有効回収サンプル数:1,057サンプル
サンプル構成(%)



お知らせ

2025.03.06

クレジットカード決済に関する重要なお知らせ

新着記事

2025.03.18

25年2月の「景気の先行き判断」は6ヶ月連続の50ポイント割れに

2025.03.18

25年2月の「景気の現状判断」は12ヶ月連続で50ポイント割れに

2025.03.17

なぜ、「外国人」社長が大手企業で多くなるのか - コーポレートガバナンスの罠

2025.03.17

企業活動分析 ファーストリテイリング24年8月期は売上・営業利益ともに4期連続で過去最高を達成

2025.03.14

日本のブランド危機と再生戦略 - トライアドマーケティング

2025.03.13

25年1月の「消費支出」は3ヶ月連続のプラスに

2025.03.12

25年1月の「家計収入」は4ヶ月ぶりのマイナス

2025.03.11

25年1月の「現金給与総額」は37ヶ月連続プラス、「所定外労働時間」はマイナス続く

2025.03.10

値上げ安堵に潜む日本ブランドの危機

2025.03.10

企業活動分析 ソニーグループの24年3月期は主力のゲーム&ネットワークサービスが大幅な増収に寄与するも金融部門の減益が響き増収減益に

2025.03.07

消費者調査データ RTD(2025年3月版) 「氷結」、「ほろよい」の競り合い続く アサヒの新顔は高いリピート意向

2025.03.06

25年1月は「完全失業率」は横ばい、「有効求人倍率」は改善

2025.03.05

25年2月の「乗用車販売台数」は2ヶ月連続のプラス

2025.03.04

関税政策に日本企業はどう対応すべきか

2025.03.04

25年1月の「新設住宅着工戸数」は9ヶ月連続のマイナス

2025.03.03

企業活動分析 NECの24年3月期は国内がけん引し増収増益

2025.02.28

「食と生活」のマンスリー・ニュースレター 清貧・ゆとり世代が消費を牽引!賞与の使い道は?

 

2025.02.28

消費からみた景気指標 24年12月は7項目が改善

2025.02.28

25年1月の「ファミリーレストラン売上高」は35ヶ月連続プラス

 

2025.02.28

25年1月の「ファーストフード売上高」は47ヶ月連続のプラスに

2025.02.27

トランプを支えるネット世論 - 正体は「ルサンチマン」

  

2025.02.27

減税政策は人気とりのバラマキ政策か

2025.02.27

月例消費レポート 2025年2月号 消費は改善の動きが続いている - 物価や金利の上昇ペース次第で消費回復のブレーキとなるおそれも

2025.02.26

25年1月の「全国百貨店売上高」は3ヶ月連続のプラスに

  

週間アクセスランキング

1位 2025.03.04

関税政策に日本企業はどう対応すべきか

2位 2025.02.27

減税政策は人気とりのバラマキ政策か

3位 2013.03.22

MNEXT ビックカメラによるコジマの買収はメーカーを巻き込んだ衰退業界再編の始まり

4位 2025.03.10

値上げ安堵に潜む日本ブランドの危機

5位 2024.05.10

消費者調査データ エナジードリンク(2024年5月版)首位は「モンエナ」、2位争いは三つ巴、再購入意向上位にPBがランクイン

ENGLISH ARTICLES

2023.04.17

More than 40% of convenience store customers purchase desserts. Stores trying to entice shoppers to buy desserts while they're shopping.

2023.02.22

40% of men in their 20s are interested in skincare! Men's beauty expanding with awareness approaching that of women

2022.11.14

Frozen Foods' Benefits Are Expanding, and Child-raising Women Are Driving Demand

2022.09.12

The Penetration of Premium Beer, and a Polarization of the Growing Beer Market

2022.06.20

6.9 Trillion Yen Market Created By Women― Will Afternoon Tea save the luxury hotels in the Tokyo Metropolitan Area