半歩先を読む日本最大級のマーケティングサイト J-marketing.net

(2013.04)
消費者調査 No.171 サプリメント(2013年4月版)
追い風サプリメント市場の熾烈なトップ争い
 詳細データ(単純集計表・クロス集計表)(ZIP形式・会員サービス)
 ビタミン、ミネラル、アミノ酸や、ハーブなど健康に有用とされる成分を手軽に摂取できるサプリメントは、健康志向の高まりや高齢化の進展を受けて市場拡大を続けています。
 今回は、当社が任意に選んだサプリメント29ブランドについて、「知っている(認知率)」「広告をみたことがある(広告接触)」「店頭でみたことがある(店頭接触)」「買ったことがある(購入経験率)」などの項目について、インターネットモニターに対して行った調査結果をランキング形式でお届けします。

 今回のランキングでは、「DHCのサプリメント(DHC)」が7項目中4項目で首位となった。「DHCのサプリメント」は、認知率や広告接触では、それぞれ「ネイチャーメイド(大塚製薬)」と「やずやのサプリメント(やずや)」に首位を譲ったものの、現在のユーザーのボリュームの指標である3ヶ月内購入や、今後の購入意向などで首位を獲得した。
 「DHCのサプリメント」を追うのは、1993年に国内発売されたロングセラーブランドの「ネイチャーメイド(大塚製薬)」である。「ネイチャーメイド」は認知率で首位となったほかは、店頭接触、購入経験、3ヶ月内購入、今後の意向などの項目で小差ながらも「DHCのサプリメント」に次ぐ2位にとどまった。
 ユーザーの満足度を測る指標である、購入者ベースの再購入意向では、アサヒフードアンドヘルスケアの「ディアナチュラ」が首位となったほか、森永製菓、サントリー、ハウス食品、明治など食品メーカーのサプリメントが上位を占めた。

 医薬品のネット販売解禁や、ロコモティブシンドロームやメタボリックシンドロームなどへの関心の高まりから、サプリメントに追い風はあるものの、医薬品や健康食品、機能性食品との競合、他業種からの参入などで、既存ブランドはより厳しい競争にさらされている。トップブランドの「DHC」やこの市場のパイオニアである「ネイチャーメイド」を脅かすブランドが出現するかが注目される。


 本コンテンツのグラフは無料会員サービス、詳細データは有料会員サービスでのご提供となっております。
 以降の閲覧には会員サービスへのご登録が必要です。

会員サービスのご案内についてはこちらをご覧ください。
会員の方は、下記をクリックしてグラフ・詳細データをご利用ください。








【提示29ブランド】
  • ネイチャーメイド(大塚製薬)
  • ディアナチュラ(アサヒフードアンドヘルスケア) 
  • アミノコラーゲン(明治)
  • ザバス(SAVAS・明治)
  • アミノバイタル(味の素)
  • ウイダースポーツサプリメント(森永製菓)
  • 元気セブン(キユーピー)
  • 天然効果 活性ウコン(ハウス食品)
  • 海の元気(日本水産)
  • パワーサプライ(日清ファルマ)
  • アミール(カルピス)
  • サプリズム(ヤクルトヘルスフーズ)
  • ユーグレナ・プラス(ユーグレナファーム)
  • DHCのサプリメント
  • ファンケルのサプリメント
  • 小林製薬のサプリメント
  • 資生堂のサプリメント
  • ライオンのサプリメント
  • 富士フイルムのサプリメント
  • 大正製薬のサプリメント
  • 協和発酵バイオのサプリメント
  • サントリーのサプリメント
  • やずやのサプリメント
  • 日本アムウェイのサプリメント
  • 山田養蜂場のサプリメント
  • キューサイのサプリメント
  • ナチュレのサプリメント
  • わかさ生活のサプリメント
  • 世田谷自然食品のサプリメント

【調査設計】
調査手法:インターネットリサーチ
調査期間:調査期間:2013年2月26日~2月28日
調査対象者:当社インターネットモニター 20歳~69歳
        全国の男女個人
有効回収サンプル数:1,034サンプル
サンプル構成(%)




お知らせ

2025.03.06

クレジットカード決済に関する重要なお知らせ

新着記事

2025.03.18

25年2月の「景気の先行き判断」は6ヶ月連続の50ポイント割れに

2025.03.18

25年2月の「景気の現状判断」は12ヶ月連続で50ポイント割れに

2025.03.17

なぜ、「外国人」社長が大手企業で多くなるのか - コーポレートガバナンスの罠

2025.03.17

企業活動分析 ファーストリテイリング24年8月期は売上・営業利益ともに4期連続で過去最高を達成

2025.03.14

日本のブランド危機と再生戦略 - トライアドマーケティング

2025.03.13

25年1月の「消費支出」は3ヶ月連続のプラスに

2025.03.12

25年1月の「家計収入」は4ヶ月ぶりのマイナス

2025.03.11

25年1月の「現金給与総額」は37ヶ月連続プラス、「所定外労働時間」はマイナス続く

2025.03.10

値上げ安堵に潜む日本ブランドの危機

2025.03.10

企業活動分析 ソニーグループの24年3月期は主力のゲーム&ネットワークサービスが大幅な増収に寄与するも金融部門の減益が響き増収減益に

2025.03.07

消費者調査データ RTD(2025年3月版) 「氷結」、「ほろよい」の競り合い続く アサヒの新顔は高いリピート意向

2025.03.06

25年1月は「完全失業率」は横ばい、「有効求人倍率」は改善

2025.03.05

25年2月の「乗用車販売台数」は2ヶ月連続のプラス

2025.03.04

関税政策に日本企業はどう対応すべきか

2025.03.04

25年1月の「新設住宅着工戸数」は9ヶ月連続のマイナス

2025.03.03

企業活動分析 NECの24年3月期は国内がけん引し増収増益

2025.02.28

「食と生活」のマンスリー・ニュースレター 清貧・ゆとり世代が消費を牽引!賞与の使い道は?

 

2025.02.28

消費からみた景気指標 24年12月は7項目が改善

2025.02.28

25年1月の「ファミリーレストラン売上高」は35ヶ月連続プラス

 

2025.02.28

25年1月の「ファーストフード売上高」は47ヶ月連続のプラスに

2025.02.27

トランプを支えるネット世論 - 正体は「ルサンチマン」

  

2025.02.27

減税政策は人気とりのバラマキ政策か

2025.02.27

月例消費レポート 2025年2月号 消費は改善の動きが続いている - 物価や金利の上昇ペース次第で消費回復のブレーキとなるおそれも

2025.02.26

25年1月の「全国百貨店売上高」は3ヶ月連続のプラスに

  

週間アクセスランキング

1位 2025.03.04

関税政策に日本企業はどう対応すべきか

2位 2025.02.27

減税政策は人気とりのバラマキ政策か

3位 2013.03.22

MNEXT ビックカメラによるコジマの買収はメーカーを巻き込んだ衰退業界再編の始まり

4位 2025.03.10

値上げ安堵に潜む日本ブランドの危機

5位 2024.05.10

消費者調査データ エナジードリンク(2024年5月版)首位は「モンエナ」、2位争いは三つ巴、再購入意向上位にPBがランクイン

ENGLISH ARTICLES

2023.04.17

More than 40% of convenience store customers purchase desserts. Stores trying to entice shoppers to buy desserts while they're shopping.

2023.02.22

40% of men in their 20s are interested in skincare! Men's beauty expanding with awareness approaching that of women

2022.11.14

Frozen Foods' Benefits Are Expanding, and Child-raising Women Are Driving Demand

2022.09.12

The Penetration of Premium Beer, and a Polarization of the Growing Beer Market

2022.06.20

6.9 Trillion Yen Market Created By Women― Will Afternoon Tea save the luxury hotels in the Tokyo Metropolitan Area