半歩先を読む日本最大級のマーケティングサイト J-marketing.net

(2011.10)
消費者調査データ No.129 レトルトカレー(2011年10月版)
ハウス食品、ククレカレー、咖喱屋カレー、カレーマルシェで上位独占
 詳細データ(単純集計表・クロス集計表)(ZIP形式・会員サービス)
 レトルトカレー市場は、ここ数年、内食化や節約志向を背景に堅実な伸びをみせ、2010年度の生産量は過去最高を記録しました。2011年はさらに防災食としても見直され、一層の拡大が期待されています。
 今回は、当社が任意に選んだレトルトカレー25ブランドについて、「知っている(認知率)」「広告をみたことがある(広告接触)」「店頭でみたことがある(店頭接触)」「買ったことがある(購入経験率)」などの項目についてインターネットモニターに対して行った調査結果をランキング形式でお届けします。

 今回のランキングでは、「ククレカレー」「カレーマルシェ」「咖喱*屋カレー」のハウス食品の3ブランドが上位を独占した。
 同社のロングセラーブランドの「ククレカレー」は、認知、広告接触、店頭接触、購入経験、今後の購入意向の5項目で首位、3ヶ月以内購入で2位となった。普及価格帯に属する「咖喱*屋カレー」は、3ヶ月以内購入で首位を獲得、店頭認知、購入経験でも2位となった。一方、希望小売価格275円でやや高価格帯の「カレーマルシェ」は、認知、広告接触で2位、店頭接触で3位となった。主力の商品では高い浸透度を、低価格の「咖喱*屋カレー」では高い購入頻度を、中・高価格帯の「カレーマルシェ」では広告や店頭接触でブランドイメージを作っていくという、トップメーカーならではの戦略が見事に成功している例といえるだろう。
 ハウス食品以外の商品では、「ディナーカレーレトルト(S&B食品)」が購入者の満足度を表す指標である、購入者ベースの今後の購入意向で首位を獲得しており、トップの「ククレカレー」の1割強程度のボリュームではあるが、ロイヤル顧客を獲得しているといえる。

 レトルトカレーは、「朝カレー」や「スープカレー」など外食の流行のアイテムや、非常食にも対応する「温めずにおいしい」をコンセプトとしたカレーなど新製品の発売もあって拡大を続けてきたが、近年では節約志向の影響で、スーパーのプライベートブランド商品や100円ショップのカレー、メーカーの商品でも「咖喱*屋カレー」「なっとくのカレー(S&B食品)」など低価格商品の伸びが目立つ。
 今回はハウス食品の3商品が上位を独占する形になったが、今後は各社の低価格商品が上位に迫るのか、それともブランド浸透の高い「ククレカレー」が逃げ切るのかが注目される。


【提示25ブランド】
  • ククレカレー
  • カレーマルシェ
  • 咖喱*屋カレー
  • こくまろカレーレトルト
  • ジャワカレーレトルト
  • めざめるカラダ朝カレー
  • なっとくのカレー
  • カレー曜日
  • 100kcal カレー
  • いつでもちょこっとカレーな気分
  • ディナーカレーレトルト
  • LEE
  • 80kcalカロリーコントロールカレー
  • ちょい食べカレー
  • 銀座カリー
  • マジックスパイススープカレー
  • 男の極旨黒カレー
  • 10種類の野菜と果実のブランチカリー
  • ボンカレーゴールド21
  • ボンカレーネオ
  • 北海道 ROYCE' 監修カレー
  • セブンプレミアムゴールド
  • セブンプレミアム
  • トップバリュ
  • バリューライン
*「咖喱」は口へんに加、口へんに厘

【調査設計】
調査手法:インターネットリサーチ
調査期間:2011年9月27日~30日
調査対象者:当社インターネットモニター 20歳~69歳
        全国の男女個人
有効回収サンプル数:1,031サンプル
サンプル構成(%)



 本コンテンツのグラフは無料会員サービス、詳細データは有料会員サービスでのご提供となっております。
 以降の閲覧には会員サービスへのご登録が必要です。

会員サービスのご案内についてはこちらをご覧ください。
会員の方は、下記をクリックしてグラフ・詳細データをご利用ください。








【提示25ブランド】
  • ククレカレー
  • カレーマルシェ
  • 咖喱*屋カレー
  • こくまろカレーレトルト
  • ジャワカレーレトルト
  • めざめるカラダ朝カレー
  • なっとくのカレー
  • カレー曜日
  • 100kcal カレー
  • いつでもちょこっとカレーな気分
  • ディナーカレーレトルト
  • LEE
  • 80kcalカロリーコントロールカレー
  • ちょい食べカレー
  • 銀座カリー
  • マジックスパイススープカレー
  • 男の極旨黒カレー
  • 10種類の野菜と果実のブランチカリー
  • ボンカレーゴールド21
  • ボンカレーネオ
  • 北海道 ROYCE' 監修カレー
  • セブンプレミアムゴールド
  • セブンプレミアム
  • トップバリュ
  • バリューライン
*「咖喱」は口へんに加、口へんに厘

【調査設計】
調査手法:インターネットリサーチ
調査期間:2011年9月27日~30日
調査対象者:当社インターネットモニター 20歳~69歳
        全国の男女個人
有効回収サンプル数:1,031サンプル
サンプル構成(%)



新着記事

2023.12.06

企業活動分析 本田技研工業 23年3月期は二輪過去最高も諸経費増加で増収減益に

2023.12.05

「食と生活」のマンスリー・ニュースレター 成長するコーヒー市場 6つの形態が店頭に共存するワケとは?

2023.12.04

23年11月の「乗用車販売台数」は15ヶ月連続のプラス

2023.12.01

消費者調査データ No.397 シャンプー(2023年12月版) 「パンテーン」と「ラックス」、僅差の競り合い

2023.12.01

MNEXT 大転換期の価値マーケティング(2023年)

2023.11.30

月例消費レポート 2023年11月号 消費は足踏み状態が長引きつつある-年末・年始の活況を契機としたマインド改善が消費復調への足がかりに

2023.11.30

23年10月の「ファーストフード売上高」は32ヶ月連続のプラスに

2023.11.30

23年10月の「ファミリーレストラン売上高」は20ヶ月連続プラス

2023.11.29

企業活動分析 日産自動車株式会社 23年3月期決算は円安追い風で増収増益に

週間アクセスランキング

1位 2023.11.15

「食と生活」のマンスリー・ニュースレター 食卓に浸透する市販の惣菜 4割弱が週1回以上惣菜を購入

2位 2022.03.11

女性が生み出す6.9兆円の市場―アフタヌーンティーは都心高級ホテルを救えるのか 第1回

3位 2008.07.24

戦略ケース カルフールは何故失敗したのか?

4位 2016.03.16

【マーケティングFAQ】どうすればブランド力を強化できるか

5位 2019.09.10

戦略ケース プラットフォームビジネスで急拡大するウーバーイーツ

パブリシティ

2023.10.23

週刊トラベルジャーナル2023年10月23日号に、当社代表取締役社長 松田の執筆記事「ラーケーションへの視点 旅の価値問い直す大事な切り口」が掲載されました。

2023.08.07

日経MJ「CM裏表」に、当社代表取締役社長 松田の執筆記事が掲載されました。サントリー ザ・プレミアム・モルツ「すず登場」篇をとりあげています。

ENGLISH ARTICLES

2023.04.17

More than 40% of convenience store customers purchase desserts. Stores trying to entice shoppers to buy desserts while they're shopping.

2023.02.22

40% of men in their 20s are interested in skincare! Men's beauty expanding with awareness approaching that of women

2022.11.14

Frozen Foods' Benefits Are Expanding, and Child-raising Women Are Driving Demand

2022.09.12

The Penetration of Premium Beer, and a Polarization of the Growing Beer Market

2022.06.20

6.9 Trillion Yen Market Created By Women― Will Afternoon Tea save the luxury hotels in the Tokyo Metropolitan Area