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ブラザーといえば「ミシンと電子タイプライター」のイメージが強く、成熟企業と見られがちである。しかし現在はファクスやプリンタ、さらにこれらに複写やスキャナー機能を付加した複合機などを稼ぎ頭とする情報機器メーカーである。1908年に名古屋のミシンメーカーとして創業した名門企業ブラザーは、創業事業の市場衰退や多角化の失敗による10年以上にも及ぶ長期の業績低迷という崖っぷちから、事業構造の転換に成功することで復活を果たした。最近20年間におけるブラザーの苦境から復活までの軌跡について考察する。
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参照コンテンツ
戦略ケース シリーズ「崖っぷちからの復活」(1999年)