半歩先を読む日本最大級のマーケティングサイト J-marketing.net

消費経済レビュー Vol.26(2015年4月号)
タイトル 発行日 一括ダウンロード
消費経済レビュー Vol.26(2015年4月号)
New! 2015.04.23
2015年4月 ◆ 圧縮ファイル
(zip形式 12.3MB)

◆ 一括表示
(PDF 13.9MB)

 消費支出と小売販売はともに、回復のプロセスが一旦腰折れとなってはいますが、消費税増税後も雇用と収入は回復傾向にあり、物価上昇の動きも落ち着きつつあります。低迷が続いた消費マインドにも再び回復の動きがみられており、消費にとっての追い風材料も徐々に増えているようです。
 公表されている経済指標を見ると、輸出の堅調さと民間最終消費支出の回復ぶりがプラス成長に寄与しつつも、民間企業設備投資や民間住宅投資の不振と在庫調整の進展が、成長の足を引っ張っています。企業側での在庫調整・生産調整の動きが本格化する可能性も高いです。
 今後の日本経済の見通しとして、2015年度は各機関で見方が分かれ、有力なシナリオは固まっていませんが、雇用・収入環境の堅調ぶりと消費マインドの回復基調から、消費回復の条件は出揃いつつあります。内外からのダウンサイド・リスクが顕在化しない限りは、やがて消費にも復調の気配が見えてくると期待されます。

 今号の概要は以下のとおりです。
 「Economic Outlook for Japan-消費復調への条件は整いつつある」では、前号が発刊された2014年10月以降の経済情勢を整理し、雇用・収入環境の堅調ぶりと消費マインドの回復基調から、復調への条件が出揃いつつある日本の景気と消費の現状と今後を概観します。
 「格差消費-再階層化社会の下での消費の姿」では、格差を巡る議論の中で関心を寄せられてこなかった「消費の格差」に着目し、格差を測る新たな指標に基づき幅広い支出項目を対象に支出水準の格差を評価するとともに、消費の格差が収入や資産の格差とどう関連しているのかを検討します。
 「格差拡大と階層化に関する論考-Thomas Piketty『Capital in the Twenty-First Century』を手がかりに-」では、全世界的なブームを巻き起こしたトマ・ピケティの『21世紀の資本』の概要を紹介し、著名な経済学者による論評をもとに『21世紀の資本』の成果と課題を明らかにするとともに、日本という立ち位置からの理解と評価をベースに、格差拡大や階層化の進展が日本経済に及ぼす影響を考察します。

●構成●
 Economic Outlook for Japan -消費復調への条件は整いつつある
 格差消費-再階層化社会の下での消費の姿
 格差拡大と階層化に関する論考-Thomas Piketty『Capital in the Twenty-First Century』を手がかりに-


お知らせ

2024.03.25

当社合田執筆の「猛スピードのクルマはいらない」 これからの高齢化社会に必要な“まちづくり”とは何か? そのヒントは欧米になかった!」がメルクマールに掲載されました。

2024.04.22

JMR生活総合研究所 ゴールデンウイーク期間中の営業のお知らせ

新着記事

2024.04.24

24年3月の「チェーンストア売上高」は既存店で13ヶ月連続のプラス、食料品がけん引

2024.04.24

24年3月の「コンビニエンスストア売上高」は4ヶ月連続のプラスに

2024.04.23

24年2月の「旅行業者取扱高」は19年比で78%に

2024.04.23

24年2月の「広告売上高」は、3ヶ月連続のマイナス

2024.04.22

企業活動分析 カルビーの23年3月期は需要堅調もコスト高吸収できず減益に

2024.04.22

企業活動分析 亀田製菓の23年3月期は国内外好調で増収もコスト増で減益着地

2024.04.22

企業活動分析 大正製薬の23年3月期はOTCなど好調で増収増益

2024.04.19

企業活動分析 森永製菓の23年3月期は、「inゼリー」等好調で2年連続最高益更新

2024.04.18

24年2月の「商業動態統計調査」は36ヶ月連続のプラスに

2024.04.17

24年3月の「景気の現状判断」は14ヶ月ぶりに50ポイント割れに

週間アクセスランキング

1位 2024.04.12

成長市場を探せ ビスケット市場、4年連続プラスで初の4,000億超えに(2024年)

2位 2024.03.13

戦略ケース なぜマクドナルドは値上げしても過去最高売上を更新できたのか

3位 2022.05.10

消費者調査データ エナジードリンク(2022年5月版) 「レッドブル」「モンスター」認知率拡大、上位の牙城揺るがず

4位 2019.09.10

戦略ケース プラットフォームビジネスで急拡大するウーバーイーツ

5位 2021.05.25

MNEXT 眼のつけどころ プロ・マーケティングの組み立て方 都心高級ホテル競争 「アマン」VS.「リッツ」(1)

パブリシティ

2023.10.23

週刊トラベルジャーナル2023年10月23日号に、当社代表取締役社長 松田の執筆記事「ラーケーションへの視点 旅の価値問い直す大事な切り口」が掲載されました。

2023.08.07

日経MJ「CM裏表」に、当社代表取締役社長 松田の執筆記事が掲載されました。サントリー ザ・プレミアム・モルツ「すず登場」篇をとりあげています。

ENGLISH ARTICLES

2023.04.17

More than 40% of convenience store customers purchase desserts. Stores trying to entice shoppers to buy desserts while they're shopping.

2023.02.22

40% of men in their 20s are interested in skincare! Men's beauty expanding with awareness approaching that of women

2022.11.14

Frozen Foods' Benefits Are Expanding, and Child-raising Women Are Driving Demand

2022.09.12

The Penetration of Premium Beer, and a Polarization of the Growing Beer Market

2022.06.20

6.9 Trillion Yen Market Created By Women― Will Afternoon Tea save the luxury hotels in the Tokyo Metropolitan Area