パーク24株式会社の2017年10月期の連結決算は、売上高2,329億円(前年同期比19.8%増)、営業利益205億円(同4.4%減)、経常利益202億円(同4.2%減)で増収減益となった。国内駐車場事業では、前年度より引き続き地域密着型のきめ細かな開発営業と、大手法人向けコンサルティング営業により駐車場ドミナントの深耕を図ると同時に、決済手段の多様化対応、予約のできる駐車場マッチングサービス「B-Times」の拡大など、お客様の利便性向上に努め、売上高1,483億円(同5.8%増)、営業利益253億円(同1.8%増)となった。海外駐車場事業では、海外駐車場事業会社の株式取得を行い、従来の台湾、韓国の2ヶ国展開からオーストラリア、ニュージーランド、英国、シンガポール、マレーシアを加えた7ヶ国に事業規模を拡大。その結果、売上高236億円(同1,121.7%増)、営業利益は1億円(同41.8%増)となった。またモビリティ事業では、カーシェアリングサービスの規模拡大と収益化、レンタカーサービスのサービス品質の向上に取り組み、売上高610億円(同16.7%増)、営業利益51億円(同14.7%増)と大きく拡大した。17年12月には、10年、20年先の未来を見据えた中長期ビジョンを発表、国内事業の拡大と将来成長を担う海外事業、新たなモビリティの形を創造することで、快適な車社会になくてはならない存在を目指す。
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