レオパレス21の2019年3月期連結決算は、売上高5,052億円(前年比4.8%減)、営業利益74億円(同67.8%減)と施工不備問題の発生により大幅減益となった。賃貸事業では、施工不備の調査と補修工事完了まで対象物件の入居者募集を停止していることが影響し、売上高4,264億円(同2.1%減)、営業利益150億円(同42.5%減)の減収減益。開発事業では、大都市圏での競争激化やアパートローン審査の厳格化等により受注が低迷した結果、売上高590億円(同23%減)、営業損失10億円と減収減益。シルバー事業では、売上高139億円(前年比8.7%増)、営業損失8億円(前年比7億円改善)となった。ホテルリゾート・その他事業では、売上高59億円(同0.2%増)、営業損失は13億円(前年比5億円損失増)となった。中期経営計画「Creative Evolution 2020」(2017~2019)の最終年度となる2019年度も、引き続き全社を挙げて調査及び補修工事を進めるが、業績悪化と施工不備に関する特別損失の計上により、第二四半期決算発表時に期初計画修正を発表、売上高は549億円マイナスの4,473億円、営業利益は302億円マイナスの280億円を見込む。
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