三菱食品の2018年3月期の売上高は過去最高となる2兆5,134億円(前年比4.2%増)、営業利益は167億円(同6.3%減)という結果となった。加工食品事業においては、コンビニエンスストア、ドラッグストア等との取引が伸長したことや調味料類、飲料類などが堅調に推移したこと等から売上高が増加。しかし、物流費を中心とした販管費の増加をカバーするに至らず利益は前年を下回った。低温食品事業においては、コンビニエンスストア等を中心に堅調に推移したことや、市販冷凍食品が好調であることによって、売上高は増加。しかし、この事業も販管費の増加をカバーするに至らず利益は前年を下回った。酒類事業においては卸売、コンビニエンスストア等との取引が伸長したことにより売上高、利益ともに増加。菓子事業においては、コンビニエンスストア等との取引が伸長したことや、健康志向を背景にチョコレート等が好調であったことにより売上高、利益ともに増加。今後は、総合食品商社として、これまで進めてきた機能強化や新たな事業領域の拡大に向けた背策を定着させ発展させることで、卸事業を核としながらも、最適な事業ポートフォリオを形成し、収益の拡大を図っていく。
競合他社の業績と比較分析する
おすすめ新着記事
消費者調査データ サブスクリプションサービス 広く利用される「プライムビデオ」、音楽サブスクには固定ファンも
調査結果を見ると、「Amazon プライムビデオ」が全項目で首位となった。「プライムビデオ」は認知率で認知率は8割強、利用経験では唯一4割強、今後の利用意向でも3割を超えている。
成長市場を探せ コロナ禍の壊滅的状況からV字回復、売上過去最高のテーマパーク
コロナ下では長期休業や入場制限などを強いられ、壊滅的ともいえる打撃を被ったテーマパーク市場、しかし、コロナが5類移行となった2023年には、売上高は8,000億円の大台を突破、過去最高を記録した。
消費者調査データ シャンプー(2024年11月版) 「ラックス」と「パンテーン」、激しい首位争い
調査結果を見ると、「ラックス(ユニリーバ)」と「パンテーン(P&G)」が複数の項目で僅差で首位を競り合う結果となった。コロナ禍以降のセルフケアに対する意識の高まりもあって、シャンプー市場では多様化、高付加価値化が進んでいる。ボタニカルやオーガニック、ハニーやアミノ酸などをキーワードに多様なブランドが競うシャンプー市場の今後が注目される。