(2012.09)
経済指標速報
2012年9月19日(水)
主任研究員 菅野 守
【消費支出】
可処分所得が大きく落ち込む中で、消費支出は名目・実質ともにプラスを堅持。分野別では、交通・通信が牽引し教養娯楽が足を引っ張る中で、分野による好不調がより顕著に。品目別では、自動車関連品目の勢いは鈍化する一方、テレビの深刻な低迷とレジャー関連品目の不振が続く。1.支出全般の動向:可処分所得が大幅な落ち込みをみせるも、
消費支出は名目・実質ともにプラスを堅持、平均消費性向も大きく改善
図表1.消費支出と可処分所得の 前年同月比伸び率の推移 |
![]() |
図表2.消費支出の名目及び実質伸び率 (前年同月比)の推移 |
![]() |
消費支出の実質伸び率(前年同月比)は、2012年6月の102.5%から2012年7月には101.5%へと低下するが、6ヶ月連続でのプラスとなった。ただし、名目伸び率と実質伸び率との差の大きさは2ヶ月連続でマイナスとなり、マイナス幅も更に拡大している(図表2)。
本コンテンツの全文は、メンバーシップサービスでのご提供となっております。 以降の閲覧にはメンバーシップサービス会員(有料)ご登録が必要です。
|