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消費社会白書2006より
世代の定義と特徴
消費研究チーム
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世代の定義と特徴
 中長期の消費トレンドを生み出してきた「世代」に着目する。
 「世代」の定義には、年代の区切りという生物学的な定義と、感受性の強い若年期における歴史的共通体験を背景にした歴史社会的定義とがある。ここでは戦争とそれに次ぐ大きな歴史的共通体験としてバブル体験の有無に着目して、世代を定義している。
 世代区分と特徴をみると、戦中の飢餓体験を持つ「飢餓世代」とその後の戦後復興期に成長した「戦後世代」「団塊世代」は、直接間接に戦争という時代の影響を強く受けた世代である。「断層世代」は、高度経済成長期に育ち消費経済の拡大を体験した。高度成長が頭打ちとなり消費の個人化・多様化の中で育ったのが「新人類」であり、「団塊ジュニア」以降その傾向はより一層強まっていく。「断層ジュニア」にあたる世代は、バブル体験の時期によって「ポストバブル」「エイティーズ」に区分される。1980年以降生まれの「エイティーズ」は、ブロードバンド環境の進展とともに育った世代である。「新人類ジュニア」は、新人類を親に持つ世代である。

バブル・トラウマを負った「団塊世代」家族層
 「世代交代」の観点からバブル経済のピーク以降の経済動向を整理すると、団塊世代と団塊ジュニアで構成される「団塊世代」家族層が、"バブルの天井と底"双方の記憶を強烈に抱いた存在だったことがわかる。
 バブル経済のピークでは、親世代の団塊世代は、所得や資産に対する楽観的成長期待をもとに、"高くて遠くて狭い"物件をローン限度枠まで借り入れて購入した。「団塊世代」家族層は、豊かな消費を核家族で実感した初めての存在でもあった。
 バブル経済の崩壊後、物件の担保価値が下落し同時に住宅ローン返済負担が増大した。金融パニック発生期には、団塊の世代はリストラ・賃下げに直面した。子世代の団塊ジュニアは、教育費負担が重くなる中で親世代の困難を目にし、自らも就職氷河期を体験した。
 「団塊世代」家族層にとって、バブル崩壊後の1990年代は"バブル・トラウマ"を背負った苦難の時代であったといえる。

図表 世代別のバブル体験状況


(2006.05)

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