半歩先を読む日本最大級のマーケティングサイト J-marketing.net

新しい消費の読み方とその解決策を提案する『消費社会白書2005』を発行
株式会社JMR生活総合研究所(本社:東京都千代田区、代表取締役:松田久一)は、現代の消費に関する研究成果をとりまとめた『消費社会白書2005 見えてきた情報世代の消費心理』を発行した。この白書では、2004年8月に実施したインターネット調査のデータを基に、経済学・社会学・心理学などの幅広い知見を取り入れて総合的に分析し、2005年の消費市場の読み方について実務的な提案を行っている。

前年に発刊した『消費社会白書2004 すすむ消費、かわる消費』に続き、『消費社会白書2005 見えてきた情報世代の消費心理』では、2005年以降の消費市場をにらみ、マーケティングの実務家が検討すべき10の課題を設定、その答えを提示している。「個人消費は今後伸びるか」「2005年の消費リーダーは誰か」「デジタル家電はどこまで拡大するか」など10のトピックに対する答えを象徴する言葉が「情報世代」である。

IT化により情報の流通構造は大きな変化しているが、それによる消費者の購買行動の変化には温度差がある。インターネットを通じて得られる無尽蔵な情報を前に、情報に対して能動的な消費者と受動的な消費者の格差は拡大していく。そして、「情報世代」とも言うべき能動的な消費者は、さらに存在感を強めていくことになる。

この「情報世代」が台頭するネクストマーケットのキーワードは「POINT」。「Psych」消費は心理で動く。「Oh!」消費者は予想を超える品質を求めている。「Informative」情報世代が変える消費。「Near-to-me」恋人や家族など「近縁者」コミュニケーションが商品選択の鍵。「Techno-geek」「オタク」化する消費者。今後の消費市場の読み方に悩む、すべての実務家にお薦めの1冊である。

尚、2004年12月7日(水)、同社は『消費社会白書2005』発刊に先駆けて、マーケティング実務者のためのフォーラム「ネクストビジョン2005」を開催した。同フォーラムでは、企業の持続的な競争優位を構築するために必要な4つの「NEXT」と題し、そのひとつとして同書のエッセンスをまとめた「NEXT MARKET PLACE」を報告。そして、新たな市場に対応した新しい企業戦略「NEXT STRATEGIC MANAGEMENT」、来るべき2005年の市場にどのようなマーケティングを展開すべきか「NEXT MARKETING」、市場に迫るための新しいリサーチの仕組み「NEXT MARKETING RESEARCH」と、消費の読み方と市場の攻め方について総合的な提案を行ない、盛況のうちに閉幕した。

同社のホームページでは、『消費社会白書2005』ならびフォーラム「ネクストビジョン2005」のダイジェスト版を随時公開予定。また、消費に関する論文やデータ集を多数掲載している。



新着記事

2024.12.03

24年10月の「新設住宅着工戸数」は6ヶ月連続のマイナス

2024.12.02

企業活動分析 イオン株式会社 24年2月は、営業収益・営業利益ともに過去最高を更新し増収増益

2024.12.02

企業活動分析 宝ホールディングス株式会社 24年3月期は、バイオ事業不調により減収減益

2024.12.02

企業活動分析 TSMC(Taiwan Semiconductor Manufacturing Company Limited)  23年12月期は減収減益、事業構造の転換へ

2024.11.29

月例消費レポート 2024年11月号 消費は一旦足踏み状態となっている-政策転換を消費回復への新たな起爆剤に

2024.11.29

24年10月の「ファミリーレストラン売上高」は32ヶ月連続プラス

2024.11.29

24年10月の「ファーストフード売上高」は44ヶ月連続のプラスに

2024.11.28

消費者調査データ No.417 シャンプー(2024年11月版) 「ラックス」と「パンテーン」、激しい首位争い

2024.11.28

消費からみた景気指標 24年9月は6項目が改善

2024.11.27

24年9月の「全国百貨店売上高」は32ヶ月ぶりのマイナス、残暑で季節商品が苦戦

2024.11.27

24年9月の「チェーンストア売上高」は既存店で2ヶ月連続のプラスに

2024.11.27

24年10月の「コンビニエンスストア売上高」は11ヶ月連続のプラスに

2024.11.26

24年9月の「広告売上高」は、5ヶ月連続のプラス

2024.11.25

企業活動分析 LIXILの24年3月期は海外の需要減の影響で減益へ

2024.11.25

企業活動分析 東京ガスの24年3月期は大幅な減収減益

 

2024.11.22

MNEXT 世を騒がす「雪崩」現象の正体―兵庫県知事選の分析

2024.11.22

MNEXT 「消費社会白書」で分析するアメリカ大統領選の接戦予想のはずれ

2024.11.22

MNEXT やはり起こった「雪崩」現象―「岩盤保守の正体」

2024.11.21

24年9月の「商業動態統計調査」は6ヶ月連続のプラス

2024.11.20

24年9月の「旅行業者取扱高」は19年比で75%に

2024.11.19

24年10月の「景気の先行き判断」は2ヶ月連続の50ポイント割れに

週間アクセスランキング

1位 2024.03.13

戦略ケース なぜマクドナルドは値上げしても過去最高売上を更新できたのか

2位 2024.04.05

消費者調査データ ノンアルコール飲料(2024年4月版) 首位は「ドライゼロ」、追う「オールフリー」「のんある気分」

3位 2024.11.22

MNEXT 世を騒がす「雪崩」現象の正体―兵庫県知事選の分析

4位 2024.03.08

消費者調査データ カップめん(2024年3月版)独走「カップヌードル」、「どん兵衛」「赤いきつね/緑のたぬき」が2位争い

5位 2024.05.10

消費者調査データ エナジードリンク(2024年5月版)首位は「モンエナ」、2位争いは三つ巴、再購入意向上位にPBがランクイン

パブリシティ

2023.10.23

週刊トラベルジャーナル2023年10月23日号に、当社代表取締役社長 松田の執筆記事「ラーケーションへの視点 旅の価値問い直す大事な切り口」が掲載されました。

2023.08.07

日経MJ「CM裏表」に、当社代表取締役社長 松田の執筆記事が掲載されました。サントリー ザ・プレミアム・モルツ「すず登場」篇をとりあげています。

ENGLISH ARTICLES

2023.04.17

More than 40% of convenience store customers purchase desserts. Stores trying to entice shoppers to buy desserts while they're shopping.

2023.02.22

40% of men in their 20s are interested in skincare! Men's beauty expanding with awareness approaching that of women

2022.11.14

Frozen Foods' Benefits Are Expanding, and Child-raising Women Are Driving Demand

2022.09.12

The Penetration of Premium Beer, and a Polarization of the Growing Beer Market

2022.06.20

6.9 Trillion Yen Market Created By Women― Will Afternoon Tea save the luxury hotels in the Tokyo Metropolitan Area