
麦茶飲料が伸びている。2010年代を通じてアップトレンドで推移、コロナ禍で2020年は前年割れとなったものの、翌21年にはコロナ前の水準を超え、5年連続で過去最高を更新し続けている(農林水産省「食品産業動態統計調査」)。

麦茶飲料の2025年の生産量は、前年比104.9%となる150万6,166㎘で、初の150万㎘を記録した。麦茶飲料の生産量は、10年で1.98倍と、他の茶飲料カテゴリーと比べても伸長が著しい。また、麦茶飲料に特徴的なのは、夏季集中型商品ということだ。コーヒー飲料や紅茶飲料が通年型なのに対し、麦茶飲料の生産量は3月に急増、7月をピークとして10月にはピークアウトする。ノンカフェインでミネラルを含むことから、熱中症対策飲料として好適であるという周知が浸透し、止渇性や水分補給を目的とした消費がされていることがうかがえる。
温暖化の進行などで2026年の夏も平年より高い気温という予報もある。東京ではすでに4月に夏日がみられた。今後も麦茶飲料は夏を乗り切る飲料として成長が期待される。
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