
2024年のミネラルウォーター類の販売金額は、前年比10.5%増の4,794億円余、過去最高を3年連続で更新した(全国清涼飲料連合会)。

ミネラルウォーター類の販売金額は、コロナ禍の2020年こそ前年比95.5%と前年を割ったが、翌21年には再び成長、24年には2桁の伸びを記録した。背景にあるのは、続く猛暑の夏に伴う水分補給ニーズ、メガトレンドである健康志向、災害対応の備蓄などだ。また、続く物価上昇のなかで、ミネラルウォーターが相対的に割安感を与えていることも見逃せない。
一方で、採水量の限界やマイクロプラスチックの問題など課題は残されている。メーカー各社は、水源地の保護や森林の育成などを通じ、天然水の価値を訴求、ラベルレスボトルなどでサステナブルな対応も推し進めている。
2025年夏も東京の真夏日が87日(9月26日時点)となるなど猛暑となったことなどから、ミネラルウォーター市場は好調が伝えられている。温暖化による猛暑や夏の長期化、災害の頻発などはすぐに解消されるものではなく、健康志向も続いていることを考えると今後もミネラルウォーターの市場は拡大していくことが予想される。
参照コンテンツ
シリーズ 成長市場を探せ
おすすめ新着記事

成長市場を探せ 8年連続プラスのスナック菓子、インバウンドも貢献
スナック菓子市場の拡大が止まらない。小売り金額は8年連続プラス、2023年は2桁、24年も2桁に迫る成長で、6,000億円も射程圏内だ。

消費者調査データ シャンプー 首位は「パンテーン」、迫る「ラックス」、再購入意向には高機能ブランド並ぶ
高機能化の流れが続くシャンプー市場。調査結果からは、認知や直近購入などでは「パンテーン」が首位を獲得したが、再購入意向では個性的なブランドが上位に並んだ。

消費者調査データ 印象に残ったもの 働く女性首相誕生の2025年は、万博に沸き、熊と米に揺れた
2025年は女性首相誕生や万博などに沸いたが、、米価高騰、熊被害、異常気象などに揺れた。消費者の印象にのこったのはどんなものだったか。


![戦略家のための知的羅針盤[エム・ネクスト]product by 松田 久一](/img/mnext-sub-title.png)