
冷凍チャーハンや冷凍おにぎりなどの冷凍米飯が好調だ。生産量は3年連続プラスで2024年は2桁成長、過去最高を更新した(農林水産省「食品産業動態調査」)。

2024年の冷凍米飯の生産量は20万50トンで初の20万トン超えとなった。金額的にも104.5%と順調に拡大している(一般社団法人日本冷凍食品協会)。
背景にあるのは、共働き家庭や単身世帯、高齢者世帯など増加に伴う簡便、時短ニーズや、若者を中心としたタイパ志向だ。1時間程度は必要な炊飯に代わり、電子レンジで数分の加熱で、必要な分だけ食べられる手軽さが支持されている。さらに2023年夏以降の米の供給不安と米価上昇で、相対的に割高感も薄らいだとみられる。商品ラインナップも多様化し、ライフスタイルやその日の気分で商品を選ぶことも可能だ。
冷凍米飯は、かつての「手抜き」「間に合わせ」から、高品質で合理的、さらにフードロス対策にも優れた商品という位置づけを得ている。ライフスタイルにもトレンドにもマッチした冷凍米飯市場は、今後も成長が期待される。
シリーズ 成長市場を探せ
おすすめ新着記事

成長市場を探せ コロナ禍からの回復続く居酒屋業態 けん引車はネオ居酒屋か
コロナ禍で大きな打撃を受けた居酒屋が回復を続けている。けん引しているのは、「ネオ居酒屋」「ネオ大衆酒場」などといわれる業態や、特定のメニューに特化した業態だ。

消費者調査データ チョコレート 首位「明治チョコレート」、追う「ガーナ」、再購入意向上位にはプレミアムチョコレートも
カカオショックのなか、最需要期を迎えたチョコレート市場。調査結果では明治チョコレートが首位で、「失敗しない」安心感のあるロングセラーがそれに続く。再購入意向首位にはリンツで、プチ贅沢需要もうかがえる。

「食と生活」のマンスリー・ニュースレター 主食・米の値上げを8割が実感 価格と品質の間で揺れる食卓
日本人の主食である米は、値上げが続くなか、食頻度の減少が増加を上回る一方、品質を重視する層もみられ、消費者の中で「こだわり」と「節約」が並存していることがわかる。
無料の会員登録をするだけで、
最新の戦略ケースや豊富で鮮度あるコンテンツを見ることができます。


![戦略家のための知的羅針盤[エム・ネクスト]product by 松田 久一](/img/mnext-sub-title.png)