東京エレクトロンの2018年3月期は、連結業績で売上高1兆1,307億円(前期比41.3%増)、営業利益2,812億円(同80.6%増)と大幅に伸び、2年連続で過去最高益を更新した。セグメント別では、半導体製造装置についてはデーターセンター向けサーバーの需要拡大に加えて、3次元構造のNANDフラッシュメモリーやDRAMの需要が盛り上がりをみせ、メモリーメーカーによる生産力拡大を図るための設備投資が継続された。さらに半導体に穴や溝を作る「エッチング装置」の販売が韓国や北米の半導体メーカー向けに伸びた結果、売上高は1兆552億円(前期比40.7%増)、利益率は29.8%(同5.4%増)と大きく伸長した。また、FPD(フラットパネルディスプレイ)製造装置に関しては、モバイル端末用の中小型液晶パネル向け設備投資が伸長しており、加えて中国における大型液晶パネル向けの投資も後押ししたことから、市場は堅調に推移し、売上高750億円(同52.0%増)、利益率17.7%(同8.3%増)となった。今後は、半導体製品の製造に欠かせないエッチング装置や洗浄装置などを成長の原動力と位置付け、市場拡大に合わせて成長を目指す。具体策として提携先企業との研究開発やAIを活用した生産性改善を計画し、投資が活発な中国でもビジネスの拡大を目指す。
企業活動分析/戦略分析シートのご利用には有料の会員登録が必要です。
本コンテンツでは、企業の戦略や活動を当社独自のフレームに沿って時系列で整理しています。
各企業の決算情報やニュースリリースをチェックする手間をかけることなく、戦略や事業環境を素早く把握できます。競合比較や業界分析などに幅広くご活用ください。
現在、企業活動分析/戦略分析シートのサンプルを無料公開しています。無料会員への登録でダウンロードできますので、ぜひお試しください。
企業活動分析レポートのダウンロード
- バックナンバー

企業活動分析に関する基調論文
競合他社の業績と比較分析する
おすすめ新着記事

成長市場を探せ クラフトウォッカがけん引 市場は4年連続2桁成長
国産ウォッカ市場が急拡大している。22年から4年連続で2桁成長、25年には1998年以降の最高を記録した。成長をけん引しているのはクラフトウォッカだ。シュリンクするアルコール市場のなかで、今後も成長が期待できるジャンルとみなされている。

消費者調査データ エナジードリンク 市場は混戦模様? 「ZONe」は「モンスターエナジー」を超えられるか
拡大するエナジードリンク市場。トップブランドの「モンスターエナジー」に、「ZONe」、「レッドブル」を交えて混戦模様が続いている。

成長市場を探せ 自己表現ツールとしてのフレグランス 浸透をAIも後押し?!
フレグランス市場の成長が止まらない。拡大のきっかけは、コロナ下での癒し需要だったが、今や自己表現としての側面が強いとみられている。特に若年層は、「推しのイメージや推しの好みの香り」や「自分だけの香り」を求め、様々な商品を試しているという。


![戦略家のための知的羅針盤[エム・ネクスト]product by 松田 久一](/img/mnext-sub-title.png)