カルビーの2025年3月期の連結決算は、売上高3,226億円(前年比6.4%増)、営業利益291億円(同6.5%増)と増収増益であった。国内の強い販売が連結全体の売上高、営業利益を牽引し、過去最高を更新。海外は優先課題の売上高成長を実現した。国内事業は、消費者ニーズの変化に合わせたメリハリのある製品展開やファンマーケティングの強化、DXを活用したデータドリブンでの収益改善活動を推進。価格・規格改定効果に加え、継続的なマーケティングによるブランド価値向上、営業活動による着実な需要の獲得および土産用製品の需要増から、増収、スナック、シリアル、その他事業、すべてのカテゴリーで増収となった。海外事業は、地域ごとのポートフォリオ構造が強化され、持続的な成長基盤の構築につながっている。中華圏の不調は続いたものの、欧米、インドネシア等の各地域の売上高が伸長し、増収となった。新規領域である食と健康事業では、パーソナルフードプログラム「Body Granola」の認知拡大に努めた。2023年度から開始された3ヵ年変革プラン「Change 2025」では、国内コア事業の収益力強化、海外・新規に領域を広げる事業ポートフォリオ変革、それを支える人財や仕組みを整える事業基盤強化の3本柱で構造改革を進めており、その成果が表れ始めている。特にDX戦略では、業務改革を進め、国内コア事業で10億円規模の収益改善を実現。最終年度となる2025年度は、構造改革を完遂し、来期以降の成長を加速させる計画。国内海外ともに販売数量を伸ばし、売上高3,450億円、営業利益率298億円と全体で増収増益、EBITDA伸長を目指す。
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