シャープの2018年3月期の連結決算は、売上高2兆4,272億円(前年比18.4%増)、営業利益901億円(同44.3%増)、経常利益893億円(同256.3%増)、当期純利益702億円(前年度:248億円の純損失)となり、前年度から大きく改善しての増収増益であった。引き続き構造改革に取り組むとともに、今年度より開始の「2017-2019年度 中期経営計画」の達成に向け「人に寄りそうIoT」「8Kエコシステム」をキーワードに事業拡大に取り組んだ。具体的には、世界初の8K対応液晶テレビ・8K映像モニターとなる「AQUOS 8K」、高精細・高画質な70型8K映像モニター、業務用8Kカムコーダー、HEMS機能を搭載した「クラウド連携エネルギーコントローラ」を発売し、また、スマートフォン向け有機ELディスプレイのサンプル出荷を開始するなど、独自商品・特徴デバイスの創出に努めた。また、フラッグシップスマートフォンの統一モデルとなる「AQUOS R」を発売するなどブランド力の強化も図った。2018年度も自社での研究開発の強化に加え、幅広いパートナーとの連携を加速し、事業ビジョンである「8KとAIoTで世界を変える」の具現化を図るとともに、中国やASEANのみならず欧州や米州を含めたグローバルでの事業拡大を進めていく。
参照コンテンツ
- 戦略ケース シャープPCI空気清浄機で白物家電の成長へ(2009年)
- 戦略ケース カゴメとシャープ 異業種での共同販促(2008年)
- 戦略ケース 「シャープ」×「サムスン」-巨額投資の成否分ける大画面需要 (2007年)
- 戦略ケース 大画面化でリードしてもシャープに勝てないサムスン (2005年)
- 戦略ケース プラズマは生き残れるか?変わる勝者の条件 (2005年)
- 戦略ケース 液晶戦争に衝撃与える「シャープ65型液晶テレビ」 (2004年)
競合他社の業績と比較分析する
おすすめ新着記事

成長市場を探せ 自己表現ツールとしてのフレグランス 浸透をAIも後押し?!
フレグランス市場の成長が止まらない。拡大のきっかけは、コロナ下での癒し需要だったが、今や自己表現としての側面が強いとみられている。特に若年層は、「推しのイメージや推しの好みの香り」や「自分だけの香り」を求め、様々な商品を試しているという。

消費者調査データ 「ビオレUV」独走、全項目で首位。「アネッサ」「ニベアUV」に差をつける
日焼け止めブランドの調査結果を見ると、「ビオレUV」が三ヶ月内購入や購入意向などで2位以下の倍以上のスコアでトップを独走。「ニベアUV」や「キュレルUV」などその他の花王のブランドも上位に食い込んだ。

「食と生活」のマンスリー・ニュースレター 冷凍野菜は「手抜き」じゃない 食意識の高い人ほど選ぶ、新しい食卓の定番
拡大を続ける冷凍食品市場。冷凍野菜はどのような層が牽引しているのかを探ってみると、既婚子育て層や管理職で購入率が特に高く、全体を大きく上回ってた。購入頻度の増加率をみると、階層意識が中の上以上で突出して高く、経済的に余裕のある層が積極的に取り入れている様子がうかがえる。


![戦略家のための知的羅針盤[エム・ネクスト]product by 松田 久一](/img/mnext-sub-title.png)