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消費者調査 No107.ファーストフード他(2010年10月版) | ||
「プレミアム」はロイヤリティの鍵となれるか? | ||
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詳細データ(単純集計表・クロス集計表)(ZIP形式・会員サービス) |
消費不振や外食離れが長引くなかで、ファーストフードは対前年同月比で2ヶ月連続プラス(社団法人日本フードサービス協会:2010年7月~2010年8月 全店売上高)など、堅実な成長を続けています。 また、近年では、マクドナルドのマックカフェに代表されるように、ファーストフードのカフェ業態に力を入れるケースが増えてきています。また、ドトールコーヒーやスターバックスコーヒーのようなコーヒーチェーン店は反対に、フードメニューに力を入れるケースが増えています。ファーストフードの喫茶化、コーヒーチェーン店のファーストフード化により、両者の垣根はなくなりつつあります。 そこで、今回は、ファーストフードとコーヒーチェーン店について、当社が任意に選んだ28チェーンの「知っている(認知率)」、「利用したことある(利用経験率)」、利用者の満足度合を示す「利用経験者の今後の利用意向(再利用意向)」などについてインターネットモニターに対して行った調査結果をランキング形式でお届けします。 今回のランキングでは、2006年、2007年、2009年の結果同様、「知っている(認知率)」「利用したことのある(利用経験率)」のトップは、「マクドナルド」となった。 認知率は、「モスバーガー」、「ミスタードーナッツ」が続き、利用経験率は、「ミスタードーナッツ」、「モスバーガー」が続いた。 さらに、ロイヤリティの指標である「利用経験者の今後の利用意向(再利用意向)」でも「マクドナルド」がトップとなり、三冠を達成した。再利用意向の2位は、「スターバックスコーヒー」、3位は、「モスバーガー」となった。また、認知率、利用経験率が20位圏外であった「セガフレード・ザネッティ」が4位に食い込んだ。 マクドナルドは、無料コーヒーをサービスするというフリーミアム戦略や低価格路線と、QuarterPounderやBigAmerica、日本の味シリーズなどのプレミアムメニューといった幅広い展開で高いロイヤリティを獲得したと思われる。 また、「スターバックスコーヒー」や「モスバーガー」もプレミアムメニューを主力として打ち出しており、4位の「セガフレード・ザネッティ」も、本格的なエスプレッソコーヒーとパニーニを注文してから店内で作り提供するというスタイルを訴求している。 ファーストフードやチェーンオペレーションの飲食店については、一時は低価格ばかりが話題となったが、今回の調査結果は、プレミアムメニューやサービス による顧客満足の追求が、ロイヤリティの獲得に有効だという示唆を与えているのではないだろうか。 |
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【提示28ブランド】
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- 【調査設計】
- 調査手法:インターネットリサーチ
- 調査期間:2010年9月1日~9月3日
- 調査対象者:当社インターネットモニター 20歳~69歳
全国の男女個人
- 有効回収サンプル数:1,058サンプル
サンプル構成(%)
- 調査期間:2010年9月1日~9月3日
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