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2019年のシャンプー市場は国内の生産数量が前年比4.1%増、出荷金額が同6.7%増となった(経済産業省「生産動態統計調査」より)。
今回は、当社が任意に選んだシャンプー36ブランドについて、「知っている(認知)」、「3ヶ月以内に広告などを見た(広告接触)」「3ヶ月以内に店頭などで見た(店頭接触)」「買って使ったことがある(購入経験)」、「最近3ヶ月以内に買って使った(3ヶ月以内購入)」、さらに「今後(も)使いたい(今後意向)」と「購入経験者における今後の購入意向(再購入意向)」という7項目について、インターネットモニターに対して行った調査結果をランキング形式でお届けする。
今回の調査でも、前回(2019年11月版)と同様、再購入意向を除く6項目で、「ラックス(ユニリーバ)」、「パンテーン(P&G)」「メリット(花王)」の3ブランドが上位を独占した。3ブランドの差は小さく、3ヶ月購入や今後の購入意向ではトップと3位の差が1%以内、ほぼ横並びの状況だ。4位以降は資生堂の「TSUBAKI」、ユニリーバの「ダヴ」やクラシエの「いち髪」などが、これも僅差でひしめいている。
ユーザーのロイヤリティの指標である再購入意向をみると、トップには母数が20サンプルと少数ながら、ユニリーバの「クリアフォーメン」が入った。2位は花王の「サクセス薬用シャンプー」で、男性用シャンプーのワンツー・フィニッシュとなった。4位にも「スカルプD(アンファー)」、5位にも「ルシード薬用シャンプー(マンダム)」が入り、上位5位のうち4ブランドまでが主に男性用のブランドである。女性用で上位に入ったブランドをみると、3位の「ボタニカルシャンプー(ボタニスト)」が植物成分、6位の「クリア(ユニリーバ)」が頭皮ケア、7位の「モイストダイアン(ストーリア)」がオーガニックオイルシャンプーと、ブランドコンセプトが明確な商品が、今回も上位に食い込んだ。
シャンプー市場では、次のトレンドとして、オーガニック、ヴィーガン、スカルプケア、パーソナライズなどのキーワードが挙げられているが、まだ明確な潮流としては現れていないようだ。今後大きなヒットとなる商品が登場するかが注目される。
- 注目ランキング
-
- 3ヶ月以内購入
- ラックス(ユニリーバ) 9.3%
- パンテーン(P&G) 9.3%
- メリット(花王) 9.2%
- 再購入意向
- クリアフォーメン(ユニリーバ) 60.0%
- サクセス薬用シャンプー(花王) 59.8%
- ボタニカルシャンプー(ボタニスト) 56.1%
- 3ヶ月以内購入
詳細データのダウンロード
クロス集計表 サンプルイメージ![消費者調査データ クロス集計表 サンプルイメージ](https://www.jmrlsi.co.jp/trend/mranking/images/mranking-sample.png)
調査概要
提示36ブランド
- h&s(P&G)
- ヘアレシピ(P&G)
- ハーバルエッセンス(P&G)
- パンテーン(P&G)
- ダヴ(ユニリーバ)
- モッズヘア(ユニリーバ)
- ティモテ(ユニリーバ)
- ラックス(ユニリーバ)
- クリア(ユニリーバ)
- クリアフォーメン(ユニリーバ)
- アジエンス(花王)
- エッセンシャルダメージケア(花王)
- セグレタ(花王)
- メリット(花王)
- サクセス薬用シャンプー(花王)
- キュレル(花王)
- TSUBAKI(資生堂)
- TSUBAKI お部屋でシャンプー(資生堂)
- スーパーマイルド(資生堂)
- マシェリ(資生堂)
- シーブリーズ(資生堂)
- PROTEC 頭皮ストレッチ(ライオン)
- オクト(ライオン)
- 薬用毛髪力(ライオン)
- エルセーヴ(ロレアルパリ)
- サラ(カネボウ化粧品)
- いち髪(クラシエ)
- 海のうるおい藻(クラシエ)
- ルシード薬用シャンプー(マンダム)
- サンスター トニックシャンプー(サンスター)
- スカルプD(アンファー)
- モイストダイアン(ストーリア)
- ボタニカルシャンプー(ボタニスト)
- レヴール(ジャパンゲートウェイ)
- アミノレスキュー(アクアノア)
- ミノン薬用ヘアシャンプー(第一三共ヘルスケア)
調査設計
調査手法:インターネットリサーチ調査期間:2020年10月09日(金)~10月14日(水)
調査対象者:当社インターネットモニター 20歳~69歳
全国の男女個人
有効回収サンプル数:1,027サンプル
サンプル構成(%)
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参照コンテンツ
- 戦略ケース 快進撃続くTHREE―「ブルーオーシャンターゲティング」で第3の価値創造(2019年)
- 戦略ケース 高成長を長期維持する業務用ヘアケアNo.1「ミルボン」(2018年)
- 戦略ケース 急成長を続ける化粧品ブランド「THREE」 差別化と脱しがらみで日本発の世界ブランドへ(2018年)
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