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公開日:2023年05月18日

消費者調査データ No.386
エナジードリンク(2023年5月版)
首位は「モンエナ」、「リアルゴールド」と「レッドブル」が激しい2位争い



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 2021年の栄養ドリンク炭酸飲料の販売金額は前年比98.0%と前年割れとなったが(全国清涼飲料連合会)、2022年は復調傾向、今年に入っても順調に推移しているとみられている。

 今回は、当社が任意に選んだエナジードリンク24ブランドについて、「知っている(認知)」「3ヶ月以内に店頭などで見た(店頭接触)」「買って飲んだことがある(購入経験)」「最近3ヶ月以内に買って飲んだ(3ヶ月以内購入)」、さらに「今後(も)飲みたい(今後意向)」と「購入経験者における今後の購入意向(再購入意向)」という6項目について、インターネットモニターに対して行った調査結果をランキング形式でお届けする。

 今回の調査では、アサヒ飲料の「モンスターエナジー」が6項目中5項目で首位、唯一首位を逃した購入経験も、首位の「リアルゴールド(日本コカ・コーラ)」との差はわずか0.3ポイントだ。前回(2022年5月版)は6.0%だった3ヶ月内購入は、今回12.5%に上昇、"今一番飲まれている"エナジードリンクといえるだろう。

 追走するのは「リアルゴールド」と「レッドブルエナジードリンク(以下レッドブル、レッドブル・ジャパン)」だ。購入経験では「リアルゴールド」がリードしているが、3ヶ月内購入では差は1ポイントに縮まっており、再購入意向では「レッドブル」が「リアルゴールド」に5ポイント近い差をつけた。広い層に飲まれている「リアルゴールド」に対し、リピーターの比較的多い「レッドブル」という構図だ。

 また、再購入意向をみると、首位は前述のように「モンスターエナジー」だが、2位以下には「モンスターエナジー パイプラインパンチ(アサヒ飲料)」や「レッドブル・シュガーフリー(レッドブルジャパン)」など、「モンスターエナジー」や「レッドブル」のバリエーションが並ぶ。エクステンションでブランド全体としての存在感を高めている。

 2023年、コロナ禍による行動制限もほぼ全面的に緩和され、イベントや旅行もコロナ前の水準に近付きつつある。エナジードリンクの飲用シーンも増加し、復調に期待がかかる。新商品の投入も多いが撤退も多い、厳しいエナジードリンク市場がさらに過熱しそうだ。


注目ランキング
  • 3ヶ月内購入
    1. モンスターエナジー(アサヒ飲料)           12.5%
    2. リアルゴールド(日本コカ・コーラ)          7.2%
    3. レッドブル・エナジードリンク(レッドブル・ジャパン) 6.2%
  • 再購入意向
    1. モンスターエナジー(アサヒ飲料)             65.8%
    2. レッドブル・シュガーフリー(レッドブル・ジャパン)    64.3%
    3. レッドブル パープルエディション(レッドブル・ジャパン) 61.9%

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詳細データのダウンロード

クロス集計表 サンプルイメージ
消費者調査データ クロス集計表 サンプルイメージ

調査概要

提示24ブランド

  • モンスターエナジー(アサヒ飲料)
  • モンスター ウルトラ(アサヒ飲料)
  • モンスター パイプラインパンチ(アサヒ飲料)
  • モンスター カオス(アサヒ飲料)
  • モンスター リハブ(アサヒ飲料)
  • モンスターエナジー ゼロシュガー(アサヒ飲料)
  • モンスター スーパーフュエル(アサヒ飲料)
  • アサヒドデカミン(アサヒ飲料)
  • ZONe エナジードリンク(サントリー)
  • リアルゴールド(日本コカ・コーラ)
  • レッドブル・エナジードリンク(レッドブル・ジャパン)
  • レッドブル・シュガーフリー(レッドブル・ジャパン)
  • レッドブル レッドエディション(レッドブル・ジャパン)
  • レッドブル パープルエディション(レッドブル・ジャパン)
  • レッドブル イエローエディション(レッドブル・ジャパン)
  • RAIZIN(ライジン)(大正製薬)
  • タフマンリフレッシュ(ヤクルト本社)
  • がぶ飲み フリーダムエナジー(ポッカサッポロ)
  • キリンメッツアルギニンV パワフルエナジー(キリン)
  • ライフガード・インフィニティ(チェリオ)
  • ブラックアウトDDT(ドン・キホーテ)
  • matsukiyoEXSTRONG エナジードリンク(マツモトキヨシ)
  • みなさまのお墨付き エナジードリンク(西友)
  • チルアウト リラクリゼーションドリンク(エンディアン)


調査設計

調査手法:インターネットリサーチ
調査期間:2023年04月07日(金)~04月10日(火)
調査対象者:当社インターネットモニター 20歳~69歳
        全国の男女個人
有効回収サンプル数:1,073サンプル
サンプル構成(%)






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