![](/top/img/ogp/mranking348ec.jpg)
2020年のスポーツドリンク等の生産量は前年比89.3%、生産者販売金額は同91.2%で、ともに飲料全体の実績(生産量95.1%、販売金額92.7%)を下回った(全国清涼飲料連合会)。
今回は、当社が任意に選んだスポーツドリンク・熱中症対策飲料30ブランドについて、「知っている(認知率)」、「買って飲んだことがある(経験率)」、最近3ヶ月以内における「広告・記事を見たことがある(広告接触)」「店頭などで見たことがある(店頭接触)」、「3ヶ月以内に買って飲んだ(3ヶ月以内購入)」、さらに「今後(も)買って飲みたい(今後意向)」と「購入経験者における今後の購入意向(再購入意向)」という7項目について、インターネットモニターに対して行った調査結果をランキング形式でお届けする。
今回の調査では、再購入意向以外の6項目で、「アクエリアス(日本コカ・コーラ)」が首位を獲得、再購入意向でも3位に入った。「ポカリスエット(大塚製薬)」は前回(2020年9月版)では、広告接触で首位だったが、今回は6項目で2位、再購入意向では5位という結果になった。3位以降は「GREEN DA・KA・RA(サントリー)」や「アクエリアス ゼロ(日本コカ・コーラ)」、「キリン ソルティライチ(キリン)」など前回(2020年9月版)と同様の顔ぶれが入った。2位との差が大きい(3ヶ月以内購入で11.3ポイント差、今後の意向では24.0ポイント差)のも前回と同様だ。
再購入意向をみると、首位の「アクエリアス 経口補水液(日本コカ・コーラ)」と2位の「アミノバイタルGOLD(キリン)」は65%を超える高い再購入意向を示しているが、母数はそれぞれ26と23で小さい。少数のコアなファンに支えられたブランドといえる。3位は「アクエリアス」、4位は「アクエリアス ゼロ」、5位に「ポカリスエット」が入り、それぞれ55%を超えている。母数も大きく、多くの人に好まれる強いブランドといえる。
今夏は「マスクとともに過ごす2度目の夏」であり、首都圏などの地域では「緊急事態宣言下での夏」となった。外出自粛などで屋外での飲用機会は減少したが、巣ごもり消費で大容量のペットボトル飲料は堅調が伝えられている。また、需要の最盛期は過ぎたものの、マスク下では特に水分補給が重要とされるなどの知識も周知が広がっている。今までとは違った形での市場の再成長がなされるのかが注目される。
- 注目ランキング
-
- 3ヶ月以内購入
- アクエリアス(日本コカ・コーラ) 27.8%
- ポカリスエット(大塚製薬) 20.1%
- アクエリアス ゼロ(日本コカ・コーラ) 8.8%
- 今後の購入意向
- アクエリアス(日本コカ・コーラ) 44.2%
- ポカリスエット(大塚製薬) 38.1%
- アクエリアス ゼロ(日本コカ・コーラ) 14.1%
- 3ヶ月以内購入
詳細データのダウンロード
クロス集計表 サンプルイメージ![消費者調査データ クロス集計表 サンプルイメージ](https://www.jmrlsi.co.jp/trend/mranking/images/mranking-sample.png)
調査概要
提示30ブランド
- アクエリアス(日本コカ・コーラ)
- アクエリアス ゼロ(日本コカ・コーラ)
- アクエリアス 1日分のマルチビタミン(日本コカ・コーラ)
- アクエリアス 経口補水液(日本コカ・コーラ)
- ポカリスエット(大塚製薬)
- ポカリスエット イオンウォーター(大塚製薬)
- 経口補水液オーエスワン(大塚製薬)
- アミノバリュー(大塚製薬)
- DAKARA ミネラル(サントリー)
- GREEN DA・KA・RA 塩ライチ&ヨーグルト(サントリー)
- GREEN DA・KA・RA(サントリー)
- ビタミンウォーター(サントリー)
- サントリー天然水 うめソルティ(サントリー)
- キリン ラブズスポーツ(キリン)
- アミノバイタルGOLD(キリン)
- キリン ソルティライチ(キリン)
- アサヒスーパーH2O (アサヒ飲料)
- 三ツ矢サイダーソルティ(アサヒ飲料)
- 三ツ矢グリーンレモン(アサヒ飲料)
- からだ想いの補水生活(アサヒ飲料)
- 無糖スポドリ スマートバランス(ポッカサッポロフード&ビバレ
- スポーツウォーター(ポッカサッポロフード&ビバレッジ)
- ヴァームスマートフィットウォーター(明治)
- miu プラススポーツ(ダイドードリンコ)
- 梅Cool(伊藤園)
- ライフガード(チェリオ)
- 熱中対策水(赤城化成)
- セブンプレミアムスポーツドリンク
- トップバリュ スッキリ飲みやすいスポーツドリンク(イオン)
- みなさまのお墨付きスポーツドリンク(西友)
調査設計
調査手法:インターネットリサーチ調査期間:2021年8月25日(水)~8月30日(月)
調査対象者:当社インターネットモニター 20歳~69歳
全国の男女個人
有効回収サンプル数:1,012サンプル
サンプル構成(%)
![](/trend/mranking/face/ranking348-f1.png)
![](/trend/mranking/face/ranking348-f2.png)
![](https://www.jmrlsi.co.jp/shared/img/custom_research.png)
参照コンテンツ
- 消費者調査データ ミネラルウォーター類(2021年8月版)
「サントリー天然水」「い・ろ・は・す」が固める上位、PBがうかがう - 「食と生活」のマンスリー・ニュースレター 第134号 高まる災害リスク、日常食で災害への備え(2021年)
- 企画に使えるデータ・事実 成長市場を探せ ミネラルウォーター(2019年版)
おすすめ新着記事
![消費者調査データ 炭酸飲料(2024年7月版) 首位「コカ・コーラ」、迫る「三ツ矢サイダー」、高い再購入意向の無糖炭酸水](https://www.jmrlsi.co.jp/inc/mranking411ecs.jpg)
消費者調査データ 炭酸飲料(2024年7月版) 首位「コカ・コーラ」、迫る「三ツ矢サイダー」、高い再購入意向の無糖炭酸水
2023年は3年連続プラスとなった炭酸飲料。調査結果を見ると、今回も「コカ・コーラ」が複数項目で首位を獲得したが、2位の「三ツ矢サイダー」の猛追が光る。再購入意向は、無糖炭酸が上位に食い込んだ。
![成長市場を探せ 初の6,000億円超え、猛暑に伸びるアイスクリーム](https://www.jmrlsi.co.jp/inc/seicho070s.jpg)
成長市場を探せ 初の6,000億円超え、猛暑に伸びるアイスクリーム
2023年度、空前の暑さを追い風に、アイスクリーム市場は初の6,000億円超えを達成、4年連続で過去最高を更新した。2023年の夏日日数は140日、実に1年の4割近くの日が「アイスクリームを食べたくなる」気温である25度を超えたことになる。
![「食と生活」のマンスリー・ニュースレター 縮小する野菜ジュース市場 値上げ下でブランド継続は4割](https://www.jmrlsi.co.jp/inc/f-monthly-164s.jpg)
「食と生活」のマンスリー・ニュースレター 縮小する野菜ジュース市場 値上げ下でブランド継続は4割
野菜ジュースの生産量は、業界団体調べによると3年連続で減少しており、2023年は前年比5.6%減となった。今回は値上げによって、野菜ジュースのブランド選択にどのような変化が起こっているのか調査をおこなった。
![J-marketingをもっと活用するために](https://www.jmrlsi.co.jp/img/info/info-0.gif)
![無料で読める豊富なコンテンツ](https://www.jmrlsi.co.jp/img/info/info-1.png)
![プレミアム会員サービス](https://www.jmrlsi.co.jp/img/info/info-2.png)
![戦略ケースの教科書Online](https://www.jmrlsi.co.jp/img/info/info-3.png)